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【サッカー】

川澄シュート4本不発 INAC悔しいドロー

2011年12月1日 紙面から

◇TOYOTA Vitz CUP

INAC神戸−アーセナル 前半、攻め込むINAC神戸の川澄=国立競技場で

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 なでしこリーグ覇者のINAC神戸は30日、東日本大震災の復興支援を目的に、東京・国立競技場で行われた慈善試合「TOYOTA Vitz CUP」で、イングランドの強豪アーセナル・レディースと対戦し、1−1で引き分けた。後半25分にMF池笑然(20)のゴールで先制したが、その8分後に追い付かれた。なでしこジャパンのFW川澄奈穂美(26)らが決定機を何度もつかんだが、追加点が奪えなかった。

 相手DFのクリアボールが川澄の目前に落ちてきた。後半23分、GKバーンと1対1になり、ボールをよく見ながらループを放った。だが、無情にもクロスバーの上…。川澄は「ごめんなさい」と両手を合わせた。

 その2分後、韓国代表FW池が個人技で先制点を決めたが、今季なでしこリーグMVP&得点女王が放った計4本のシュートはすべて空砲。後半33分には同点ゴールを奪われ、「決められる時に決めないと」と反省した。

 圧倒的なポゼッションで試合を支配するスペインの名門バルセロナの映像などを見ながら、パスサッカーを徹底してきた“女性版バルサ”。イングランド国内3冠を相手にしても、川澄が「こっちの方がアーセナルよりポゼッションの時間が長かった」と実感できる内容はみせた。ただ、16本のシュートで1点止まり。ボールを奪っては川澄らにラストパスを繰り出した沢も「シュートチャンスは多いんですけど。最近の課題です」と苦笑いだ。

 それでも、日の目を浴びなかった日本女子サッカーにとっては節目の日となった。川澄は「世界にどれだけ通用するかの舞台があるのはありがたいこと。クラブ世界一があれば目指したい」と、次回大会にも期待を寄せた。 (上條憲也)

 

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