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【プロ野球】

増額拒否!! 球児 現状維持

2011年12月1日 紙面から

 阪神の藤川球児投手(31)が30日、兵庫県西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸4億円と新しく出来高払いを加えて単年契約でサインした。交渉後には球団から2000万円アップの提示を受けたが、自ら拒否したことを明かした。

 今季も抑え投手として56試合に登板。3勝3敗41セーブ、防御率1・24の成績を残し、07年以来2度目のセーブ王を獲得。そんな虎の絶対的守護神は高評価が当然だったが、「今まで受けた恩がある。FAやタイトルを取ったから上げてもらうというのは、必要ない」と異例のアップ辞退をしていた。

 来季は鳥谷とともにキャプテンに就任するとあって「優勝するしかない。自分の中では確信めいたものがある」と火の玉ストレート並みに熱い言葉を並べ続けた。だからこそ、チームのために己を奮い立たすべく、これまでは嫌っていた出来高契約も望んで組み込んだ。

 今季取得した国内FA権は行使せずに残留することは既に表明していた。注目されるのは、来季中に取得予定の海外FA権。それも会見では「球団には(気持ちを)伝えている。でも生身の人間でいつ故障するかもしれない。大きく言うことはできない」と言うにとどめた。 (島田明)

 

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