ギリシャが過去のGDP統計を修正、リセッション入りは08年
[アテネ 5日 ロイター] ギリシャ統計局(ELSTA)は5日、2005─10年の国内総生産(GDP)統計を修正した。ギリシャのリセッション(景気後退)がこれまで考えられていたよりも1年早い2008年に始まっていたことが明らかになった。
統計局によると、2008年のGDPは0.2%減と、従来発表の1.0%増から下方修正された。
09年も3.2%減と、従来の2.0%減から引き下げられた。
2010年は3.5%減と、マイナス成長ではあるものの、従来の4.5%減からは上方修正された。
統計局は、家計支出や投資、貿易統計の修正を受け、改定を行ったと説明した。詳細は10日に発表される。
ギリシャ・ナショナル銀行のエコノミスト、ニコス・マジナス氏は「2010年のリセッションが見込まれていたほど深刻ではなかったことは、ベース効果により11年のリセッションが深まることを示している」と指摘。今回の修正データは、2011年のGDPが従来予想を下回る5.5%減になるとのギリシャ政府による最新予想を裏付ける内容になったと述べた。
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