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東電:退任顧問を再雇用 2人を嘱託、リストラ直後

東京電力本店(中央)
東京電力本店(中央)

 東京電力が実施したリストラ策の一環で、6月28日に同社を退任した顧問11人のうち、2人が直後に嘱託社員として雇用されていたことが分かった。東電は顧問21人の報酬総額2億1900万円を9800万円に削減すると発表したが、「アドバイスを受けるため」として2人に会社にとどまるよう要請しており、リストラの実効性に疑問の声が上がりそうだ。

 東電によると、再就職していたのは、元執行役員の片倉百樹氏と、元理事の峰松昭義氏の2人。リストラ前の顧問は、役員経験者や有識者の計21人で構成されていた。11人を削減した後は清水正孝前社長ら退任した役員3人を無報酬で迎え入れ、現在は13人が就任している。

 東電広報部は2人を雇用した理由について「会社にとって必要な人材だった」と説明するにとどめた。【和田浩幸】

毎日新聞 2011年12月1日 2時30分(最終更新 12月1日 4時16分)

 
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