ものぐさ太郎祭り
村の真ん中にものぐさ太郎が寝転んでいたといわれる場所があるのです。
現在その場所にはものぐさ太郎の銅像が建てられています。
村の偉人?を偲んでお祭りをやるのです。
第16回ものぐさ太郎祭り 平成18年10月22日(日)開催
日 時 平成18年10月22日(日) 午後1時30分から
場 所 松本市新村ものぐさ太郎伝承地、新村児童センター(雨天時は松本ハイランド農協新村支所をメイン会場とします)
内 容 式典
アトラクション
・新村合唱団、童謡唱歌を歌う会の合唱
・新村婦人会、長寿会連合会の踊り
・松本大学吹奏楽部の演奏
餅投げ(約4000個の餅を撒きます)、景品交換(130個)
※会場周辺には駐車場がありませんので、松本大学正面入口の駐車場へ車を駐車してください。
第15回物ぐさ太郎祭り 平成17年10月23日(日)開催
日 時 平成17年10月23日(日) 午後1時30分から
場 所 松本市新村ものぐさ太郎伝承地、新村児童センター(雨天時は松本ハイランド農協新村支所をメイン会場とします)
内 容 ものぐさ太郎を称える口上、顕花
アトラクション
・新村合唱団、童謡唱歌を歌う会の合唱
・新村長寿会連合会の踊り
・松本大学吹奏楽部の演奏
餅投げ(約4000個の餅を撒きます)、景品交換(130個)
第14回物ぐさ太郎祭り
日 時 平成16年11月21日(日) 午後1時30分から
場 所 松本市新村ものぐさ太郎伝承地、新村児童センター(雨天時はJAをメイン会場とします)
内 容 ものぐさ太郎を称える口上
餅投げ、景品交換
松本大学吹奏楽部演奏
新村コーラスによる合唱
第13回物ぐさ太郎祭り
日 時 平成15年11月8日(土) 午後1時30分から
場 所 松本市新村ものぐさ太郎伝承地、JA松本ハイランド新村支所 (雨天時はJAをメイン会場とします)
内 容 ものぐさ太郎を称える口上
餅投げ、景品交換
松商学園高等学校吹奏楽部演奏、バトントワリング
新村コーラスによる合唱
今回の物ぐさ太郎祭り開催にあたって、物ぐさ太郎伝承地「南新東町会」の町会長をされている岡庭仲治さんから、
物ぐさ太郎祭りの「口上」を考えていただきました。 どんな祭りになるか、お楽しみに。
口 上 (物ぐさ太郎を称える)
物ぐさ太郎の「ものぐさ」は、「まめ」に対する言葉で、怠け者・横着者・無精者などに通じます。
地頭をも恐れず、ものぐさに徹していた青年太郎が、新の郷から長夫役を受け、京に上ってからは心機一転
「ものぐさ」から「まめ」に大変身し、仕事を忠実に勤め上げていきました。そして和歌を詠み、その歌の道
に優れた才能を発揮し、美しい妻をめとりました。その事から太郎の名声が、次第に京の町々に広まり、時の
帝の知るところとなりました。
帝は御前で披露された即興の和歌に深く感動され、太郎の素性を信濃の代官に問うと、仁明天皇の皇子が信
濃に流された折り、善光寺如来に祈って授かった申し子である事がわかりました。のち帝に推挙された太郎は
信濃の中将となり、甲斐と信濃の二国を与えられ、故郷に錦を飾りました。恩義を忘れず、地頭を上役に取り
立て、村人達に領地を与え、平和な国造りに尽力し、筑摩の郷に屋敷を設け、仏の加護のもとに、百二十歳の
春秋を送ったといわれます。
太郎の「ものぐさ」は、満を持して時の到来を待つ「仮の姿」であったに違いありません。夫役を引受け、
人間としての目的意識に目覚め、信念を以って自分の運命を切り開いて行った「物ぐさ太郎」は、立身出世の
範として御伽草子に受け継がれてきました。ここに先人太郎を称え、史実を蘇らせ、新村地区住民一同の誇り
として、この伝承地に「物ぐさ太郎祭り」を盛大に催し、長く後世にその名を顕彰していくものであります。
平成十五年十一月八日
物ぐさ太郎祭り実行委員会
添付資料より
※夫役(賦役) 「ふやく」ともいう。労役のことで耕作・警備・開墾・道路整備など農民に課した。長期の夫役を長夫役という。
※仁明天皇 第五四代の天皇で、物ぐさ太郎の祖父に当たる。
第五五代文徳天皇は、物ぐさ太郎の叔父に当たる。
第五六代清和天皇は、物ぐさ太郎の従兄弟に当たる。
○物ぐさ太郎の曾祖父は平安初期の三筆の一人嵯峨天皇である。
※御伽草子 狭義 享保年間に大阪の書店から刊行した二三編の称
広義 室町時代を中心におこなわれた同類の短編小説の総称で作者は未詳。空想的・教訓的・童話的な作品群で、
よく時代思想と世相を反映している。
※特記事項 物ぐさ太郎祭りは、拠ん所無い事情により、今年度から、宗教色を排した祭りといたします。 悪しからず。
第12回物ぐさ太郎祭り
平成14年11月16日(土) 第12回物ぐさ太郎祭が開催されました。
物ぐさ太郎祭り 当日の様子はこちらをご覧ください。
物ぐさ太郎祭りの宣伝はこちらをご覧ください。
《物くさ太郎日記抄》 新村児童センターだより 平成14年11月号から転載
11月の声を聞くと余の心中はおのずとそわそわいたす。
さよう、〈あたらしの郷〉の衆が、人呼んで「物ぐさ太郎」は、ここ新村に有りと祝うてくれる [物ぐさ太郎祭り] が催されるによって。
本年は第12回目。16日の土曜日に、我が本家と隣家 《次郎の家》 こと新村児童センター、それに新村公民館で催されますぞ。
午後1時に、ドカ ドッカーンと花火をぶち上げてから、わしの面前で厳かになる神事。
続いて 《次郎の家》 の庭を舞台に〔松本広域消防音楽隊〕と 〔新村コーラス〕 の勇壮&華麗(可憐かな?)の雅楽ならぬミュージック。
そしてそして、余の背後の田圃にて雨霰と降り落ちる餅投げーー。
余が全くの [ものくさし] なりわいをしていたある時、情けある村人が 「愛敬の餅」(婚礼第三夜の祝いの餅) を恵んで下され、
この一つが 「大道までぞころびける」 を、折りしも通り給うた地頭殿に 「取りてたび候へ」 と申したのが、
その後の余の運命位置付けたることに事にちなんでの、ま、その餅じゃよ。
なんとその餅の裏には幸運の当たり番号の印されたるも有るによて、乞うご期待というところじゃな。
〔 文 新村児童センター 館長 永井時彦さん 〕