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2・3号機取水口 濃度横ばい

11月30日 20時43分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力福島第一原子力発電所の2号機と3号機の取水口付近で、29日に採取された海水に含まれる放射性物質の濃度は、いずれも前の日を下回りましたが、変動の幅は僅かで、全体でも横ばいの傾向が続いています。

福島第一原発周辺では、4月と5月に海水から高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで、東京電力が海水を採取し、放射性物質の測定を行っています。このうち、29日に2号機の取水口付近で採取した海水からは、1cc当たりセシウム134が国の基準の3倍の0.18ベクレル、セシウム137が2.6倍の0.23ベクレル検出されました。また、3号機の取水口付近では、セシウム134が基準の4.8倍の0.29ベクレル、セシウム137が4.2倍の0.38ベクレル検出されました。いずれも前の日を下回りましたが、変動の幅は僅かで全体でも横ばいの傾向が続いています。一方、29日に沿岸の4か所で行われた調査では、2か所で放射性セシウムが検出されましたが、基準を大幅に下回り、28日に沖合の16か所で行われた調査では、放射性物質は検出されませんでした。