兵庫県尼崎市でコンクリートの入ったドラム缶から女性の遺体が見つかった事件で、別の傷害事件で逮捕された男や女性の長女や次女ら合わせて5人が、遺体を遺棄した疑いが強まり、警察は死体遺棄の疑いで5人を逮捕しました。
死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、いずれも尼崎市の無職、川村博之容疑者(41)と知り合いの角田美代子容疑者(63)、それに亡くなった女性の長女、大江香愛容疑者(43)と次女の大江裕美容疑者(40)ら合わせて5人です。この事件は、今月9日、兵庫県尼崎市の貸し倉庫で、コンクリートの入ったドラム缶から、近くに住む大江和子さん(66)が遺体で見つかったものです。警察の調べによりますと、大江さんの次女の元夫で、別の傷害事件で逮捕された川村容疑者や、大江さんの長女や次女らあわせて5人が、ことし9月、自宅マンションで死亡した大江さんの遺体を車に乗せて倉庫まで運んでドラム缶に入れて遺棄したとして、死体遺棄の疑いが持たれています。調べに対して、5人は容疑を認めているということで、警察は大江さんが死亡した経緯についても調べることにしています。