元慰安婦とユダヤ人が戦争犯罪を証言 来月米国で
【ニューヨーク聯合ニュース】米国のホロコースト(ナチス・ドイツによるユダヤ人大量虐殺)センターが元従軍慰安婦を米国に招き、ニューヨークで来月13日に戦争犯罪に対する証言を行う。同センターと在米の韓国人団体が21日に共同記者会見を開き、明らかにした。
今回の企画は、元慰安婦の被害者らが日本政府に法的責任の認定と謝罪・補償を求め、ソウルの日本大使館前で行っている「水曜デモ」が12月14日に1000回を迎えるのに合わせて開かれる。旧日本軍によって慰安婦にされた女性2人が韓国から渡米し、戦時中に受けた惨状について口を開く。また、ナチスによって強制収容所に入れられたユダヤ人も当時の様子を語る予定だ。
記者会見に出席したユダヤ人戦争被害者の1人は「ホロコーストを認め、謝罪したドイツとは異なり、日本は慰安婦の存在を否定している。ただ、いつか(日本は)自分たちのやったことを認める日が来るだろう」と述べた。同センターは今後、慰安婦の証言集を発刊するなど、日本が慰安婦の存在を認め、謝罪することを求めていくという。
在米韓国人団体の関係者は「慰安婦は韓国だけの問題ではなく、非人道的な犯罪だということを世界に知らせるために行事が企画される」と話した。
関連記事
- 韓日請求権協定の全面再交渉要求へ 韓国市民団体11-17 12:59
- 慰安婦問題解決訴え「人間の鎖」で外務省包囲=来月11-15 17:06
- 慰安婦賠償問題 韓国政府が日本に再び協議要求11-15 16:24
- 慰安婦問題 韓国国会が国際仲裁費の予算化要求11-07 15:24
- 元勤労挺身隊女性ら 韓国政府に損害賠償請求へ11-01 17:53
- 慰安婦証言や植民地支配の蛮行まとめる 日本で出版10-25 17:01
- 野田首相の初訪韓 懸案事項の進展は期待薄か10-17 21:37
- 韓国人の約86% 「政治・政治家信頼していない」10-16 14:37