宇宙に長期滞在中の骨の減少を抑えるのに、骨粗しょう症の治療薬が効果的であることが日本人宇宙飛行士らの実験で明らかになった。宇宙航空研究開発機構(JAXA)と徳島大学が30日、発表した。今後の飛行士の健康維持に役立つ成果だとしている。国際宇宙ステーション(ISS)に滞在し薬を飲んでいない飛行士14人は、大腿骨の量が6~7%減少。一方、薬を飲んだ5人は骨の減少がほぼゼロに抑えられ、尿中カルシウム濃度も低かった。
重力がほとんどない宇宙では骨の形成が抑えられ、骨からカルシウムが溶け出す。飛行士は地上の骨粗しょう症患者の10倍の速さで骨が減るとされ、カルシウムが尿に出るため尿路結石もできやすい。飛行士の長期滞在や将来の宇宙旅行を考えるうえで大きな課題になっている。
2009~11年にISSに長期滞在した7人の飛行士が、骨粗しょう症治療薬「ビスフォスフォネート」を飲む実験に参加。日本人では若田光一、野口聡一、古川聡の3氏が被験者になった。
JAXA、ビスフォスフォネート、宇宙、古川聡、ISS、野口聡一、若田光一
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