国際宇宙ステーション(ISS)に5カ月半滞在し、11月22日に地上に帰還した宇宙航空研究開発機構(JAXA)の古川聡宇宙飛行士(47)が30日午後10時(日本時間)、記者会見を開いた。会見は古川さんのいる米テキサス州ヒューストンにある宇宙機構の駐在員事務所と東京事務所をテレビ会議で結んで行われた。
帰還から1週間が過ぎ古川さんはリラックスした表情。大気圏に突入する様子を「座席の横にあった左側の窓がオレンジの高温になった。知識では外が1500度になっているのがわかるが、これはすごいことだと思った。両手を握りしめ神様にお祈りするような感じだった」と振り返った。
帰還後は宇宙の微小重力の感覚から、地上の感覚へ慣れるため、毎日リハビリをしている古川さん。また宇宙に行きたいという古川さんは「窓から眺めた地球は昼、夜とそれぞれ違った表情で語りかけた。雷が光ったり、オーロラの中を通ったり」と話した。
出演したCMについては「演技は難しかった。大根役者ですいません」と語った。