旧ソ連製の正面から見るタイプのニキシー管です。cccpのマーキングが見えます。
このマークの入っていないものもあります。おそらくソ連崩壊後に製造されたと思われます。
5の字体は2の逆立ちなのが球に傷といったところです。
現在、これを試そうとしています。今までのがワイヤー状端子でしたが、これは太く硬い足。
ソケット使用も考えましたが、いまいち使いにくい。と言うことでプリント基板を起こすこ
とにしました。レイアウトはPCBEというフリーソフトを使用。最初は最小の配線パターンのみ
と思っていたのですが、コントローラ基板を隣接して組むことを考えると電磁干渉が心配にな
りベタアース追加。海外の格安業者へ発注しできてきたのがこの基板です。(2007/04/20)
今回のテーマはプリント基板を起こす技術の習得、これはほぼ確立しました。
次にソケットと回路の一体化。単一ピン用ソケットを使うといい具合にできます。
マックエイトPD-77というソケットです。右が実装前の写真、左が基板に実装して挿したと
ころを裏から見たところ。ニキシー管のピンが貫通します。いい具合に接触してくれます。
これはお勧めです。自分は秋葉原のネジの西川という店の2Fで取り寄せてもらいました。
PCパーツ店の浜田の裏位置にあります。
プリント基板はクセモノで1箇所断線がありました。細かい配線がある場合はここへ発注
しないことにします。料金ちょっと高くても確実な結果が欲しい。
基板製造トラブルに加えて自分の穴径指定ミスがあり、ついでにストックがあるはずの
IN-12が不足。萎え状態でいつ完成するか未定。
------
結局、制御回路を一体化して再度基板を起版。こんな感じに仕上がりました。
DC/DC付近です。表面実装のMC34063Aとインダクタを使用。前者は鈴商、後者は千石で入手。
左端にあるスイッチングトランジスタはルネサスのH5N2508で高耐圧ながら低ON抵抗でコンパクトないい
トランジスタです。敬誠という商社で入手。
負荷試験ではこれでも18mA@180vが出力できました。ただその負荷だとインダクタが熱くはなります。
H5N2508は小さいのに生ぬるい程度で済みます。実動作時の電流は3mA程度であり、インダクタは熱く
なりません。
レイアウトはフリーソフトのPCBEで行ってます。作者に感謝。その出力をコンバータを通して基板業者が
受け付け可能なデータになります。元データはこんなもんです。
現在ケース考え中。ついでにIN-18基板設計中です。(2007/06/23)
ここでコントローラのマイコンについて追記します。上記写真ではAttiny26Lですが、後でAttiny261Vに差し 替えました。理由ですが左についているバックアップ電池との関係です。この電池はML1220というリチウム 2次電池で、コンパクトでかつ実装しやすい形状なので採用しました。ラジオデパート最上階で購入。 この電池の放電カーブを見ると3.3Vからズルズル落ちて2.5Vで長期安定します。それだとAttiny26Lではすぐに アウトになります。ということでAttiny26の後継と思われるAttiny261のVバージョンを使用しました。 1.8Vまで動作保証してます。実際に試したところ電源供給5日断っても時計カウントを維持していました。 プロウラムはAttiny26Lで動作していたソースをAVR用gccでリコンパイルしてOK。それをELM氏互換ライターで 焼きました。マイコン自身はDigi-Keyで購入。(2007/07/09)