【社会】瑞浪中2自殺訴訟、いじめ行為認めず2011年11月30日 14時12分 岐阜県瑞浪市で2006年、いじめを苦に自殺した市立瑞浪中学校2年の女子生徒=当時(14)=の両親が、いじめたとされる同級生4人と保護者に計約5600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、岐阜地裁は30日、原告側の請求を棄却した。 判決で鈴木正弘裁判長は「遺書の記載を含む原告の主張を考慮しても、被告生徒らによるいじめ行為の存在を積極的に推認させる事実はない」と指摘した。 訴状などによると、女子生徒は06年10月23日、学校から帰宅直後に自室で自殺。室内に残された便箋1枚の遺書には、バスケットボール部の同級生女子4人の名前とともに、「本当に迷惑ばかりかけてしまったね、これでお荷物が減るからね」「何もかもがんばる事に疲れました」と書かれていた。 原告側は、4人が継続的に「うざい、きもい、くさい」などと、言葉の暴力を浴びせたり、練習中に嫌がらせをしたりしたと指摘。遺書は、自らを死に追いやった加害者を告発したものだと主張していた。 被告側は、本人尋問で4人全員が「いじめはなかった」と証言。「遺書には具体的ないじめ行為についての言及がなく、憎しみや恨み言の類いも一切述べられていない」とし、いじめの証拠にならないと主張し、争っていた。 (中日新聞) PR情報
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