芝居「My dear New Orleans(マイ ディア ニューオリンズ)」−愛する我が街−
そんなに泣けませんでした…。
しかも前回の景子芝居(宙組パラプリ)ほどのめりこむこともできず…。
主演2人の親愛度がよく分からなかったんですね。
ジョイ(トウコ)とルル(あすか)が幼い頃の出来事をきっかけにお互い思い合うようになり、10年くらいたって再会してもジョイは忘れられずルルを愛している、というのは分かります。また、一方のルルがしいのヒモになってて、弟のチエもねーちゃんが持ってくる金を頼りにごろついているというのも分かるんです。
でも、なんで今もジョイはルルが好きでいられるのか、ルルは金持ちのヒモになってもジョイのことは忘れられないのか、そのへんの描写がもひとつ私に伝わってこなかったかな、って感じなんです。私がところどころ夢の世界へ行こうとしていたというのもあるかもしれませんが(^^;)。
しかもジョイとルルの恋愛を描きながら、黒人の迫害についても同列に描いているから、景子センセー、どっちが大事なテーマなん?と言いたくなっていました(←どっちも大事なテーマかも)。
トウコはじめジャズバンド仲間は、ホントに楽器を演奏しているんですねー(→途中からオーケストラの演奏に代わっていたけど)。幕間中稽古場のビデオを見て驚きました。
そして何より、トウコ歌うまい!
あすかは今回大人のちょっとお高く留まった女性を演じていました。まあ、エルアルコンのギルダやスカピンのマルグリットの面影が多少残ってたように思たけど…。
2人の恋愛場面、ルルの部屋がたぶん2階にあるからなんでしょうけど、あんなセリ高くしてせんでも…。ふつうの高さでしても違和感ないはず。
チエはあすかの弟でごろつき役。これもショーヴランに似てなくもなかった!?
ただ、あすかに頼まれてトウコに別れを言う場面、あすかは「あなたのことは忘れません」と言ってほしかったのにチエはねじ曲げて「あなたのことなんか知りません」みたいなことを告げたシーン、このへんは演技よかったですね。
しいの金持ち役(あすかのパトロン的紳士)、トヨコのマネジャー役はそれぞれハマリ役だったかと思います。
あとはその他もろもろの市民役(^^;)。中でも英真組長の母親役とゆうちゃんさんの神父役が印象深かったです。
新聞批評だと、おしまいにNYへ旅立つトウコの姿が退団して去り行く姿と重なって感動的、とありましたが、私は「ふーん」で終わってしまいました(ゴメンナサイ…)。
ショー「ア ビヤント(a bientot)」
これもねえ、なんかサヨナラサヨナラしすぎてて、食傷気味でした。だから芝居と同じく、前作の大ちゃんショー(月組アパショナード)ほどは感動せずって感じ。
ただ、2回ほどあった客席降りはおもしろそうやったけど。
1回目はトウコが最前列のお客さんに銀橋にお尻押して上げてもらうなどかなり絡んでいたし、2回目はこれからショーが始まるよ〜って場面でトウコの顔写真が写ったビラ配ってたし(→ほしかった)(→2階席だったので全くもらえず…)。
トウあす以外にも、しい、カズ、しゅんなど、それぞれやめる生徒さんに見せ場がありました。
印象深かったのは中詰のフレンチカンカンと、それに続くトウコ対他生徒の大合唱のシーンでしょうか。
大階段黒燕尾ではチエがソロで朗々と歌い上げていて、おーさすが次期トップ!としみじみしてしまいましたね。
いよいよパレードという時、エトワール誰かなあと思て双眼鏡のぞいたら…。
あすかでした。
大ちゃんはパレードにおいていろいろ変化球を投げてくるので、よくある話といえばよくあることなんですが、トップ娘役がエトワール(しかも本人サヨナラ公演にて)つうのは、私今まで観劇してきて未経験でしたねー。なのでおしまいのほうはチエが降りてあいさつ→あすかがなくてトウコが10段目でストップしてソロでした。
阪急交通社貸切だったので最後に舞台あいさつがあったんですが、トウコがやけにテンションが低くやたら淡々と、というか暗かったのがちょっと意外でした。感極まってはるのかなあ(→それとも、単に疲れすぎたから!?)。