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真の勝利者はフレオ氏 ボスキエロのセコンド/BOX (1/2ページ)

2011.11.29 19:27
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特集 : ボクシング
真の勝利者はフレオ氏 ボスキエロのセコンド/BOX

約10年前のボスキエロ選手(前列右)【フォト】

 これは「歯に衣着せない」正論なのか?それとも「扇情的」な感情論なのか?11月6日に東京で行われたWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチだが、王者・粟生隆寛(帝拳)に僅差の判定で敗れた挑戦者デビス・ボスキエロの母国イタリアでは、同国の通信社ANSAの配信記事が、挑戦者の勝利は地元判定により「ひったくられた」と形容し、日刊紙ガゼッタ・デッロ・スポルトによれば、試合後に粟生がボスキエロの健闘を称えた姿は、こんな形で勝ってしまって申し訳ないと謝罪するかのようだったと書いている。

 しかし、同国のメディアが報じたようにこの試合に真の勝利者がいたのだとしたら、それはボスキエロでなく、彼のセコンドとしてコーナーから彼を見守っていた指導者ジーノ・フレオ氏その人ではないかと思う。2年前の11月、欧州王座挑戦を目前にした無敗の新鋭から一転、不法ドラッグの所持で拘留され、三面記事にその名前が大きく載ったボスキエロを奈落の底から救いあげたのがこのフレオ氏だったからだ。

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