NHK宮城県のニュース　仙台放送局

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仙台市内でアスベスト飛散

仙台市中心部のビルの解体現場に市が立ち入り検査を行ったところ、基準を大幅に超えるアスベストが飛散していたことが分かりました。仙台市は、周囲の住民などの健康に影響が出るおそれもあるとして、周辺でアスベストの測定をすることなどを検討しています。
基準を大幅に超えるアスベストが検出されたのは、ＪＲ仙台駅に近い仙台市青葉区中央の旧ホテルサンルートの解体現場です。
解体業者の東洋環境開発が先月から内装を解体し、アスベストを取り除く作業をしていましたが、仙台市が２８日、立ち入り検査を行い、現場の３か所でアスベストの測定を行ったところ、ＷＨＯ＝世界保健機関の判定基準の１０倍以上とみられるアスベストが検出されたということです。
仙台市によりますと、業者は「作業を急いでいた」という理由で、アスベストが含まれる部分をシートで覆うなどの必要な措置を施さずに作業を進めていたということです。
仙台市は、業者に作業を中止させ、大気汚染防止法に基づく行政処分を検討するとともに、周辺の住民などの健康に影響が出るおそれもあるとして、周辺でもアスベストの測定を行うことを検討しています。

11月30日　12時26分

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