おととし行った時に買ったソウル市内交通のICカード・T-moneyカード(ティモニカドゥ、地下鉄・バス・タクシー共通)を持ってきたのでさっそく5000W(ウォン)チャージして乗車。
カードで乗れば毎回100W引きしてくれるのでけっこう使いドクです。
【ご参考】ソウル地下鉄(首都圏電鉄)の路線図(ソウルナビ)
キンポコンハン(金浦空港)からシンイル(新吉)まで5号線、そこで1号線に乗り換えて(シンイル駅ののりかえ通路はけっこう離れていた)、チョンヤンニ(清涼里)まで乗りました。
ところがチョンヤンニに着いたはいいものの、肝心のホテルがどこか分かりません(→地図を印刷するのを忘れてました^^;)。
そこで駅前の屋台で食べ物を買って、店員さんに道を尋ねるという作戦に出ました。おでんのような四角い鍋に串刺しにされていたハンペンのようなものを買って、カタコト英語で聞いてみます。
しかし、店のオバチャン、英語が全く分からないようす。
しかも買ったハンペン、激辛!
しゃあないので舌をマヒさせながら、となりにいた女性客に聞いてみました。質問は分かってもらえましたが、ホテルの所在は知らないようでした。
途方に暮れてブラブラし、駅前にあるロッテデパートの駐車場の門番さんに聞いてみました。すると「そこだよ、そこ」と指さしてくれました。
おおー、すぐ近所にあってんや!
門番さんに「カムサハムニダ」とお礼を言って、無事ホテルに到着です。
荷物を預けた後、近くの食堂でプルコギ(肉の煮込み)を食べました。ご存じの方も多いでしょうが、韓国の食堂でものを食べると、勝手にキムチなどの漬け物がサービスでついてきます(しかもおかわり自由)。辛いものが苦手な私は、とりあえず白菜の浅漬けみたいなのとはいけて、もやしのキムチはこれもなんとかいけました。しかし、白菜の見るからに辛そうなキムチは、食べて5秒くらいして舌がヤケド状態(^^;)。水で辛さを抑えようとしても治りません。プルコギを食してようやく辛さが和らぎました。
ごはんもついていて、食べきるとなんとごはんのおかわりもくれました。白菜の浅漬けも3回くらいおかわりして、これでたしか400円くらい(←円高の影響)。メチャ得でしたね〜。しかもクレジットカードが発達している韓国、一般の大衆食堂でもふつうにカードで支払いができたのでした。
翌日は地下鉄の乗りつぶしをしようと、朝から最寄りの地下鉄1号線に端から端まで乗りました。地下鉄といっても、地下区間はソウルメトロ(東京メトロのソウル版?)の運営で、それ以外の地上区間はKORAIL(韓国のJRみたいなもん)の乗り入れ区間で、全長でかなり距離があります。地下鉄の駅には駅ナンバリングが施されていて、たとえば「101」なら「1号線の1番」、「314」なら「3号線の14番」といった具合です。
1号線は「100」のソヨサン(逍遥山)から始まり、もう片方の終点・インチョン(仁川)は「161」。
そう、62駅もあります!
所要時間、2時間半くらいかかりました(^^;)。
ただ、日本と大きく異なるのは、乗車料金は会社問わず共通であること。大阪で例えれば、堺筋線と阪急が相互乗り入れして、阪急線内に入っても、料金は地下鉄の通しの値段で乗れる、みたいな感じです。
しかも、安い!
ソヨサンからインチョンまで2000W、つまり200円もかかってません。
1号線の車両はこんな感じです。
まずはKORAILの車両。
次にソウルメトロの車両。
ちなみに、KORAIL区間は交流、地下鉄区間は直流のため、どちらの車両も交直両用の電車です。トンネルに入る前に電源切り替えでいったん車内照明が落ちます(たとえ夜でも)。
終点のインチョン駅からすぐのところにチャイナタウンみたいな街があり、お祭りか何かで賑わっていましたね。
ホコ天ではこんなパフォーマンスもやっていました。
前でボーカルみたいな人が飛びはねていて、しかも後ろでパーカッションみたいなのを叩いている人はなぜか女装してます…。
1号線はインチョンまで乗るのが精いっぱいで、途中で分かれてチョンアン(天安)方面に行く路線(駅番号にPが振ってある路線)には乗れませんでした。
市内に戻って、こんどは緑の循環路線、2号線に乗車。こちらも古い路線ですが、一部の駅にはホームドアが設置されていて、また乗った電車も今年製造の新車でした。2号線には枝線が2つくらいあるのですが、こちらにはどちらにも乗れて(→うちひとつは車庫線を営業用に回したような感じだった)、2号線は全線完乗です。
夕方、繁華街のひとつ・インサドン(仁寺洞)で旅仲間と合流して歩行者天国を散策。地下鉄ヨンガ(鐘閣)駅近くの店でソルロンタン(白濁スープの中に肉やごはんが入っている)を食べました。
こちらもご多分にもれず、漬け物(キムチ)はサービス。大根のキムチは酸っぱくて辛くもなく食べられたんですが、白菜の真っ赤っかなのはやっぱり舌ヒーヒー(^^;)。
翌日は朝のインチョン発で帰国だったので、早起きして空港へ地下鉄で向かいました。できたばかりの空港鉄道(A'REX、エーレックス)に乗車。日本語での車内放送、電光掲示があってビックリ。現在はキンポコンハン(金浦空港)からインチョンコンハン(仁川空港)までの営業ですが、近い将来ソウル駅まで延伸予定です。料金は3200W、しかも他の地下鉄路線と別料金と高めですが、でもリムジンバスで行くよりかは半額に近いくらい安いです。
なお、インチョン空港と前日訪れたインチョンは、全然場所が違いますのでご参考までに。
あわただしい旅程でしたけど、それでも地下鉄に乗れたり韓国料理たらふく食えたり、私的には満足な旅でしたね。ウォンも安かったから、結局だいぶ余りましたよ(→次回の旅に持ち越しです)。