2008年11月12日

たなぼたビジネス

先月の連休にソウルへ行っていましたが、このフライトの帰りについてまだ書いていませんでしたね。

帰り便は朝の出発だったので、5時半ごろ起きて、地下鉄でインチョン空港へ行きました(ご参考:前日のことを記した記事)。

GC会員である私は、エコノミークラスながら特権利用でビジネスクラスのカウンターでチェックイン。
すると現地の係員さん(韓国の方)が英語でこうおっしゃいました。

「ディスフライト イズ オーバーブッキング、ユー キャン シート ビジネスクラス」

ふーん、ビジネスクラス…。

何!?

ビジネスクラ〜スゥ!?

なんでまたこんなラッキーなことが♪
棚からぼた餅って、こうゆうことを言うんですねー。

係員さんから搭乗券をもらう時、思わず
「カムサハムニダー!」
って言っちゃいましたよ。

そんなわけで、ラウンジの案内図とともに記念撮影。

20081027_035.jpg

10月13日
JL0950 ソウルインチョン(仁川)8:55(搭乗客待ちのため遅れ9:05)−東京成田11:20(遅れ11:25)
B747-400
<JALエグゼクティブクラス「SEASONS」>

帰りの便も行きと同じくジャンボ。しかもこちらは747−400です。
ビジネスということで、やたら幅の広いシートにゆったり腰かけます。すかさずスッチーさんが
「新聞か雑誌をお持ちしましょうか?」
と尋ねてこられます。
とりあえず手持ちの雑誌を読むからけっこうですと丁重にお断りし、人生初のビジネスクラスフライトが始まりました。

出発時刻になって、「まだご搭乗予定の方がお乗りになっていませんので…」ということで5分くらい待って出発。出発後は離陸までスムーズに進みました。
晴れているから、離陸して5分もたたないうちにベルトサイン消灯。
ほどなくして、
「てんえい様、ご搭乗ありがとうございます」
と食事が運ばれてきました。なるほど、ビジネスの場合は食事提供時に名指しのあいさつがあるんですね(ビジネスならたぶん上級一般関係なく全員に行われると思う)。

20081027_040.jpg

ワインジャーナリストの有坂さん監修の赤ワインを片手に、おそばと肉料理とをいただきます。料理はどっちかというと、一般的な国際線エコノミーのものと大差ありません(^^;)。距離が短いからそれで仕方ないのでしょうけど。

それでもやっぱりビジネスですね。
食事後に冷たいお茶を頼んだら、ちゃんとグラスに注いで運ばれるんですから(それも毎回おつまみをつけてくれます)。
紙コップとちゃいますからね(^^;)。

20081027_041.jpg

MAGICのコントローラーといっしょに写してみました。
ちなみにMAGICでは、竹内まりやチャンネルだけでは飽き足らず、「Jポップスタンダード」というチャンネルをつけ、杏里「CAT'S EYE」や河合奈保子「けんかをやめて」(→まりやさん作詞作曲)をリピートでなんべんも聴いていましたね。

快晴だったので富士山もはっきり見えていたらしく、窓側の人がじっとのぞきこんでいました。私は真ん中ブロック通路側だったんでほとんど外の景色は見えず…。
到着時は、
「エグゼクティブクラスのお客様から先にご案内します」
とあり、本当にビジネスの乗客から降ろしてくれて、エコノミー客はそれまでドアオープンさえされていませんでした。747でドアが2か所あるからそれで分離可能だったんでしょうけど、それでも降機時はすかさずカーテンで仕切られており、クラスJやファーストクラスとごっちゃになってしまう国内線とはえらい違いやなあと感じた次第。
ちなみにドアオープンの際、チーフパーサーさん間違えて
「ドアモードをオートマチックに変更し、相互確認してください」
と言ってしまい、すかさず
「訂正します。マニュアルに」
と言い直してはりました。すぐ気づいてよかったですね(^^;)。

成田到着はJAL機が整然と並んだ第2ターミナル本館でした。ジャンボ機が何機も止まっていて、行き先を見たらシカゴ、アムステルダム…。見ているだけで行きたくなってしまいますねー。

半年くらい前、ある雑誌にJALの西松社長のインタビューが掲載されていて、そこに「最近のJALにはかつてあった『日本航空らしさ』がなくなった」とおっしゃっていたんですけど、この成田のジャンボ機の隊列を見た時、これがその「日本航空らしさ」のひとつではないかと思ったんです。優雅なジャンボ機がゆとりを持って並んでいて、そして機内は広々としたキャビンでゆっくりと食事なりお茶なりのサービスがある。こんなゆとりが、いつしかJALから消えていったのではないかと思います。効率と収益性が重視されたあまり、羽田〜伊丹が全便777-200というほぼ中型クラスの機材に3クラスも押し込めて定員減、平日の朝晩は満席続きで機内はギスギスした雰囲気、という現状を招いているような気がします。経営再建中でそうしたのはもっともだと思いますが、せめて機材を-300にして定員を増やすなど、少しでも多くのゆとりを乗客に与えてくれれば、かつての日本航空らしさを取り戻せるのではないでしょうか(→まあ、ビジネスに乗ったからこんなたいそうなことが言えるのかもしれませんが…)。

ちなみに今回のフライトはあくまでオーバーブッキングによる座席クラス変更だったので、後日積算されたマイルは、もちろんエコノミーのものでした…。
posted by てんえい at 00:46 | 大阪 曇り | Comment(2) | TrackBack(0) | JAL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>まあ、ビジネスに乗ったからこんなたいそうなことが言えるのかもしれませんが…

 そうやで。エコノミーは昔からぎゅうぎゅうやもん。
Posted by 阪急信者 at 2008年11月12日 01:32
満席のエコノミー(普通席)はたしかにぎゅうぎゅうですけど、でも、772のぎゅうぎゅうと744のぎゅうぎゅうでは、なんかやっぱり機体の大きさのせいか、744のほうがまだ満席でもゆとりを感じてしまいます。
あ、それと、満席便でもいらち多数の羽田〜伊丹とそれ以外の路線とでも印象が違ってくるかもしれないですね。
Posted by てんえい at 2008年11月13日 01:25
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