竹内まりやソングミュージカル「本気でオンリーユー」
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会場がパルコ劇場だったんですけど、パルコってセゾングループ(西武百貨店が核)でしょ? なので西武の本拠地と言ったら池袋ですから、てっきり池袋にあるかと思てたんです。でも調べたら池袋でなく、渋谷にありました。
この日東京メトロ副都心線の乗りつぶしをやったので(その時の記事)、ちょうど渋谷で降りてパルコ劇場に向かったのでした。
パルコ劇場は渋谷パルコの9階だったかにあり、1階からエレベータで移動です。こうしたビルの上層階にある劇場って、開演と終演の時に混雑するからあんまり好きじゃないんですよね…。実際今回も1階のエレベータホールはかなり混んでいました。
ロビーではグッズの販売が行われていました。プログラム(というか、パンフレット)買おうと思たけど、さすが宝塚と異なる一般商業ミュージカル、グラビア写真とインタビューだけの中身なのに2000円もしたので、手を出しませんでした(^^;)。
各方面から楽屋花が届いていましたけれど、ロビー内に入った時から撮影禁止。このへんも宝塚と違て厳しいですな。
客席を見渡すと、けっこう男性客も多く来ていましたね。BGMではまりやさんの歌がずっと流れていて、開演になると曲がいきなり音がでかくなり、フェイドアウトして開幕といった演出です。
本編のミュージカルナンバーは、1幕始めが「毎日がスペシャル」、終わりが「カムフラージュ」。あと「駅」「元気を出して」など代表曲も歌われていました。2幕はどうだったか、あまり覚えていません(^^;)。
主演のあややは正直、こういうミュージカル経験がまだ足りないなといった印象です。歌はたしかに音程が取れていてそつないんですけど、なんか観ているほうまでは歌心が伝わらないというか…。たぶん、おなかから声が出ていないんだと思います。舞台で歌うのとカラオケで声を出すのとでは、やはり発声のしかたが異なるんですよね。
今回、マルシア、岡田皓輝といったベテラン舞台役者が脇を固めていたので、あややも先輩方からどんどん学んでいってほしいなと思いました。他、ちょっとおちゃらけ系のOLを演じていた尾藤イサオさんの娘・尾藤桃子さんが秀逸でした。もちろんお嬢様OL役のえみくらも、元月組トップ娘役だっただけあって舞台では堂々たる演技です。
終演後のカーテンコールではあややが何度もあいさつ。そのたび
「あややー!あややー!」
と低い声の声援。
あそうか、まりやファンというより、あややファン(ハロプロ系?のファン)が多数だったから男性客が多かったのかな。なんかちょっとしたコメディ的しぐさでも思いきり笑てはるし(→そんなんで笑うか!?ってとこまで大笑い)。おややファンにもまりやさんの魅力が分かってもらえただろうと、そのへんは新規開拓成功したのかなって感じです。
ちなみに、まりやさんの期間限定ブログ「フォログ」にも今回のミュージカルの話が登場しています。
9月30日の記事
わー、ゆりちゃんもご観劇なさったんですね!
とりあえず、美しい…。
なんか2ショット写真見ると、あややとゆりちゃんが同世代に見える…。
岡田浩暉さんて、かつてバンドのボーカルだったわけですが、今は舞台役者に転身してレミゼラブルなどハマリ役も得られて、確固たる地位を獲得なさいましたね。
10月5日(千秋楽)の記事
こちらでは椎名林檎さんが泣いていた話に続いて、えみくらのことにも触れられています。
こちらは、亜弥ちゃんの友人の有希役で「告白」を歌って下さった、元宝塚の映美くららさんです。舞台でのその美しい立ち姿と優しい話し方が、くららさんご自身の穏やかな性格をそのまま表すように伝わってきます。傷心の彼女のセリフ、「だって私、大人の女だもん」を聞くたびに、泣いてしまう私なのでした。どうぞ、しっかり体を休めて下さいね。
私も最近「だって私、大人の男だもん」と思わねばならないことがありまして、まりやさんと同じく泣きそうな気持ちでいます。でも男の場合はそんなこと口にさえできないから、つまり黙って我慢して乗り越えるしかないから、小心者の私はなおさら辛かったりするわけで…。
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