2009年1月公演からの宝塚大劇場公演・宝塚バウホール公演のチケットお求め方法についてのお知らせ(歌劇HP) 現在、宝塚大劇場公演のチケット販売のうち、一般発売開始日の宝塚チケットカウンター(宝塚大劇場窓口)ならびに阪急交通社 阪急三番街店(大阪・梅田)では、「朝7時30分までにお越しのお客様を対象にご購入順位を決める抽選を行い販売」させていただいております。お客様には、早朝にお集まりいただき、再度ご購入のために指定時刻にお越しいただくという二度のご負担をおかけしております。
宝塚大劇場公演を2009年1月公演から年間10興行へ変更させていただくのにあわせ、この「抽選方式」での発売を取りやめ、次のとおり変更させていただきますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
1.一般発売開始日は、「電子チケットぴあ」「ローソンチケット」「イープラス」「JR西日本の主な駅のみどりの窓口(取り扱いは11時からに変更)」での発売といたします。
・新人公演のチケットは「JR西日本の主な駅のみどりの窓口」を除く上記プレイガイドで発売いたします。
2.宝塚チケットカウンターでのチケットの取り扱いは、一般発売開始日の翌々日(月曜日)からに変更させていただきます。なお、宝塚チケットカウンター専用の販売座席枠はご用意しておりません。
3.大阪・梅田でのチケット発売場所を阪急交通社 阪急三番街店から梅田芸術劇場チケットカウンターに変更いたします。なお、取り扱いは、宝塚チケットカウンター同様、一般発売開始日の翌々日(月曜日)からとなります。また専用の販売座席枠はご用意しておりません。
・長らくご愛顧いただきました「阪急交通社 阪急三番街店」でのチケットの取り扱いは、2008年12月11日までの宝塚大劇場月組公演をもちまして終了させていただきます。
4.一般発売開始日の翌々日(月曜日)からは、「宝塚チケットカウンター」「宝塚大劇場電話予約(0570-00-5100)」「梅田芸術劇場チケットカウンター」「電子チケットぴあ」では、共通の販売座席枠からお求めいただけます。
5.立見券は、当日券として座席券が完売の場合に発売いたします。(前売ではお求めいただけません)
●「阪急交通社 阪急三番街店」での宝塚大劇場公演チケットの取り扱い終了に伴い、同店での「宝塚バウホール公演」のチケットの取り扱いも、11月星組バウホール公演をもちまして終了させていただきます。
先月発表の話なので、全然「新着情報」でもないんですが、ファンとしては重要な変更事項なので触れておきます。
要は、あの「伝統行事」・並びが廃止、というわけです。
東京では旧東宝〜1000daysまでは並びが存在してて、今の東宝ができた2001年公演からなくなったんでしたね。
たしかに、朝早くから並びに行って、抽選で順番を決められ、指定された時刻にまた買いに行くというシステムは、原始的で、観客にとっても阪急側にとっても多くの経費や時間を費やします。ぶっちゃけ、ムダなシステムです。それがなくなるというのは、その側面で考えれば、とてもよいことだと思います。
…しかし、ずっと長らく続いていたこの並びがなくなるというのに、同時にとても寂しい思いも抱きます。
なんか、阪急からまた伝統が失われていく、と言いましょうか。
ただでさえ「標準化」の波が、阪急に大きく押し寄せているのが現状です。
たとえば電車内の日よけのよろい戸がごくふつうの巻き上げカーテンになったり、車内放送の口調が「〜でございます」から単に「〜です」に変わったり。
宝塚の並びも、それがあるから宝塚だというか、他にはない特徴だったのに。
かつてはファミリーランドの中をぐるぐる回らされて行列になって、みんないい席が取れるのを願って、おみくじを引くように引換券を引いていました。
阪急交通社の並びも、今は梅田だけですが、かつては千里中央、河原町、三宮、西宮北口などでも行われていましたよね。
私が最初に宝塚のチケットを買ったのは、梅田での並びでした。
それまで歌劇やグラフを読んだり、ポスターを眺めたりしていただけだったのが、ちょうど2001年にベルばらの再演があるからと、阪急ファンなら生の宝塚へも行くべきだと、3月ごろだったと思いますが、土曜日の朝早くに梅田へ行きました。
行ったらすでに、阪急交通社の前からできていた行列は、ムービングウォークを通り越して、阪急百貨店の回廊付近まで伸びていました。
周囲の一般ピーポーからは「なにあの行列?」と好奇な目で見られても、並んだわれわれはただ「チケットが買えますように」の一心で、抽選箱が来るのを待っていました。そして抽選が終わり、ファンクラブの人たちは結果報告、ヅカ友同士は朝飯に集まって一喜一憂。私はいったん家へ戻ろうと北千里行きの電車に乗っていました。

再度梅田へ購入に出かけて、買ったのは2階席のS席1列目(上の写真)。
梅田の阪急交通社は座席数は少ないものの、けっこう前方の席に枠があって、おいしい発売所でした。
ムラへは2度ほど行ったことがあります。2回ともかなり後ろの番号で、2日後に買いに来いってことだったのであきらめましたけれど(^_^;)、それでも7時半に間に合うためには宝塚線の急行で行くよりも西北回り→宝塚南口下車のほうが近いということを学んだのでした。
ファミリーランドも消え、跡地はもうちょっと面影を残すのかなと思っていたら駐車場だらけの「標準的な」郊外施設になり下がってしまい(鉄道会社がマイカー利用を促すなっつーねん)、のどかな湯の街も単なる「標準的な」ベッドタウンとなりつつあります。そして今、長らく残されてきた「並び」という恒例伝統行事も終わりを迎えようとしています。合理化は民間企業にとっては当たり前のことですが、それと引きかえに古き良きものが消えてしまうという寂しさを感じずにはいられません…。
運がよければ新公、千秋楽、初日が買えたのが、これからは一部のダフ屋まがいがそんな幸運チケットを買占めてネットに競売にかけることが主流となりそうで、つまらなくなってしまいそう(おまけに来年からはS席値上げ。バウホールだって値上げ。はあ…)。
もうこれ以上伝統を捨てないで、阪急さん。というのが、たとえかなわなくてもずっと思っている私の願いです。
ところで追伸。JR西日本の発売時間が11時に変わるんですね。やっぱし10時は列車の指定席券発売と重なるからでしょうかね。
posted by てんえい at 02:41
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