2008年03月24日

巨匠が語る新しい?ベルばら

ベルばら外伝
まずは5月から雪組「ジェローデル組」(ENAK)


忘れた頃にやってきた天災!?、全ツベルばら外伝。
雪組ジェロ編の梅芸は予想通り前売り完売となり、買えなかった私は遠征決定となりました…。(←結局観に行ってしまう…。)

先々週のENAKに植爺インタビューが掲載されましたね。

宝塚歌劇を代表するメガヒット作「ベルサイユのばら」を、全く新しい視点から描く“外伝3部作”が、雪組、花組、星組による全国ツアー公演として5月からスタートする。

この書き方から見ても、哀しいかなやっぱり世間一般の感覚では「宝塚=ベルばら」なんですよね(-_-;)。なんとか打破すべきとは思うけれど、あの人がやめない限り無理という結論で…。

これまでの“ベルばら”とは、主人公や音楽なども全く異なる書き下ろしで、歌劇団としてもツアーのために新作を製作するのは初めて。昭和49年の初演から三十数年にもなるが、カリスマ演出家の植田紳爾は「お客さまにショックを与える、新しい“ベルばら”に挑戦したい」と意気軒高だ。

ホンマかー? ホンマに新作書き下ろしなんやろな〜。
これでプロローグとか今宵一夜とかバスティーユとか出てきたら、承知せえへんでー。
分かってまっか、カリスマ演出家さん? って、巨匠をカリスマ呼ばわりするなんて、ものそ身震いが…。

植田は「今年3回ある全国ツアーを考えてほしいと言われて。方法はいろいろあるけれど、時代も変わっているし、テーマをはっきり打ち出すのもひとつのやり方かなと。宝塚らしい、イメージに背かない作品なら、やはり“ベルばら”。原作が膨大なので初演の時から、いろんな主人公で続編はいくらでもできますよ、と言っていたんです」という。

これ、「続編はいくらでもできる」って言ったのは誰なんやろ? って一瞬思たけど、よう考えたら、「と言っていたんです」→「今までそう言ってきた」という意味合いととらえたら、やっぱし巨匠でしたね(^^;)。つーか、そんなこと考えるの植爺以外に考えられへんし。

いくらでも続編作れるって言うんなら、個人的には、
「デュ・バリー伯夫人編」
「ポリニャック編」
「ジャンヌ編」
「マロングラッセ(ばあや)編」
をつくってくださることを希望します(→当分全ツ、ネタ困らへんね^^;)。

「ツアーはレビューとの2本立てなので、これまでの切り売りではない、ツアー用の新しい“ベルばら”を作りたい。そこで、フランス革命の後から始まる“外伝”にして、ジェローデル、アラン、ベルナールという別の主人公を考えたんです。音楽も装置も振付も過去のものは使わず、今のスタッフで一から芝居を作り直してみようと。そんな意気込みに、池田さんも“何かやろうというエネルギーに感激しました”と、新たなアイデアを出してわざわざ話を書いてくださったんです」と植田。

おっ、このコメントが本当なら、ちょっとは改心したんかも。今までのが「切り売り」(→私的には「焼き増し」「コピー」「名場面集寄せ集め」) と認めてるし。過去のものは使わないというなら、期待しても悪くなさそうです。

「ヒロインに悩んでいて桜乃(彩音)をオスカルにしてみようかとも」(植田)。

彩音オスカル、似合わね〜(^^;)。

「これまでの“ベルばら”の期待は裏切るだろうけれど、3公演を見ていただいたら、その後の“ベルばら”もわかる。3本をまとめて大劇場へ逆流するように…という意気込みで、濃密な芝居になるよう取り組んでいます」と熱弁をふるった。

えー(x_x)!?、結局また本公演やるつもりなん?
新しい脚本・演出はええねんけど、そんなしょっちゅうやらんでもええやんかー。ベルばらに頼らずやっていくことが、これからの宝塚の課題というか、目標だと私は思うんですけどね…。
posted by てんえい at 01:05 | 大阪 雨 | Comment(4) | TrackBack(0) | 宝塚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 札幌公演はまだまだあるみたいですよ。コマーシャル,バンバン流れています。
Posted by 阪急信者 at 2008年03月28日 01:45
チケット売れ残り!?情報ありがとうございます。札幌は平日オンリーですから、なかなかすぐには売り切れないんでしょうね。
それより、こんどの宙組東京公演の売れ残り状況が、いくらウメが休演とはいえ、尋常でないのが気がかりです…。
Posted by てんえい at 2008年03月30日 00:31
 「黎明の風」ですが,宙組においてはトップになる資格がいろいろな意味でない人がトップになっていたり,理事降臨自体がファンに必ずしも歓迎されていない(同時に理事自体の人気が?なところも大問題?)という根本的な問題もありますが,ストーリー自体が宝塚的でないことも不人気の原因かもしれません。個人的にはああいう戦後史観もありかと思いますが,確かに白洲次郎だけで日本を立て直したかに感じられるあのストーリーの立て方は抵抗のある人には抵抗があるかもしれません。

 一応特に芝居においてトップがソロで歌うシーンを極力減らしていたりして苦労しているのでしょうがね。

 ウメがいないのは,特にショーにおいて痛いようにみえましたが,てんえいさんはどう思われました?
Posted by 阪急信者 at 2008年03月31日 19:28
タニオカは早くから新公主演で注目されてきたし、就任も研13で平均的とも思うし、そこそこがんばっていると思うのですが、こうも人気がないとなると、やっぱりタニオカにはもうちょっとトップ就任を待ってもらって、先代のかしげさんにもう少し残って1,2作やってもらってたほうが…と思えてきます。あと、タカハナの存在があまりにも大きすぎたというのが、現在のからっきしな人気の背景にあるのではとも考えられますしね。
理事の芝居は個人的には好きなんですが、…人気?なのはやっぱしトシってことですかね(^^;)。
今回の芝居は私は気に入ったんですけど、たしかに戦後の話って、価値観が違うと印象が悪く映るかもしれませんね。

ショーはたしかにウメがいなかったぶん寂しかったですね。たっちんとカチャで役割分担してしまったために、かえって散漫にさせてしまったのかな。

いずれにせよ、改革が迫られている今の宙組です(^^;)。
Posted by てんえい at 2008年04月01日 00:44
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