まずは5月から雪組「ジェローデル組」(ENAK)
忘れた頃にやってきた天災!?、全ツベルばら外伝。
雪組ジェロ編の梅芸は予想通り前売り完売となり、買えなかった私は遠征決定となりました…。(←結局観に行ってしまう…。)
先々週のENAKに植爺インタビューが掲載されましたね。
宝塚歌劇を代表するメガヒット作「ベルサイユのばら」を、全く新しい視点から描く“外伝3部作”が、雪組、花組、星組による全国ツアー公演として5月からスタートする。
この書き方から見ても、哀しいかなやっぱり世間一般の感覚では「宝塚=ベルばら」なんですよね(-_-;)。なんとか打破すべきとは思うけれど、あの人がやめない限り無理という結論で…。
これまでの“ベルばら”とは、主人公や音楽なども全く異なる書き下ろしで、歌劇団としてもツアーのために新作を製作するのは初めて。昭和49年の初演から三十数年にもなるが、カリスマ演出家の植田紳爾は「お客さまにショックを与える、新しい“ベルばら”に挑戦したい」と意気軒高だ。
ホンマかー? ホンマに新作書き下ろしなんやろな〜。
これでプロローグとか今宵一夜とかバスティーユとか出てきたら、承知せえへんでー。
分かってまっか、カリスマ演出家さん? って、巨匠をカリスマ呼ばわりするなんて、ものそ身震いが…。
植田は「今年3回ある全国ツアーを考えてほしいと言われて。方法はいろいろあるけれど、時代も変わっているし、テーマをはっきり打ち出すのもひとつのやり方かなと。宝塚らしい、イメージに背かない作品なら、やはり“ベルばら”。原作が膨大なので初演の時から、いろんな主人公で続編はいくらでもできますよ、と言っていたんです」という。
これ、「続編はいくらでもできる」って言ったのは誰なんやろ? って一瞬思たけど、よう考えたら、「と言っていたんです」→「今までそう言ってきた」という意味合いととらえたら、やっぱし巨匠でしたね(^^;)。つーか、そんなこと考えるの植爺以外に考えられへんし。
いくらでも続編作れるって言うんなら、個人的には、
「デュ・バリー伯夫人編」
「ポリニャック編」
「ジャンヌ編」
「マロングラッセ(ばあや)編」
をつくってくださることを希望します(→当分全ツ、ネタ困らへんね^^;)。
「ツアーはレビューとの2本立てなので、これまでの切り売りではない、ツアー用の新しい“ベルばら”を作りたい。そこで、フランス革命の後から始まる“外伝”にして、ジェローデル、アラン、ベルナールという別の主人公を考えたんです。音楽も装置も振付も過去のものは使わず、今のスタッフで一から芝居を作り直してみようと。そんな意気込みに、池田さんも“何かやろうというエネルギーに感激しました”と、新たなアイデアを出してわざわざ話を書いてくださったんです」と植田。
おっ、このコメントが本当なら、ちょっとは改心したんかも。今までのが「切り売り」(→私的には「焼き増し」「コピー」「名場面集寄せ集め」) と認めてるし。過去のものは使わないというなら、期待しても悪くなさそうです。
「ヒロインに悩んでいて桜乃(彩音)をオスカルにしてみようかとも」(植田)。
彩音オスカル、似合わね〜(^^;)。
「これまでの“ベルばら”の期待は裏切るだろうけれど、3公演を見ていただいたら、その後の“ベルばら”もわかる。3本をまとめて大劇場へ逆流するように…という意気込みで、濃密な芝居になるよう取り組んでいます」と熱弁をふるった。
えー(x_x)!?、結局また本公演やるつもりなん?
新しい脚本・演出はええねんけど、そんなしょっちゅうやらんでもええやんかー。ベルばらに頼らずやっていくことが、これからの宝塚の課題というか、目標だと私は思うんですけどね…。
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それより、こんどの宙組東京公演の売れ残り状況が、いくらウメが休演とはいえ、尋常でないのが気がかりです…。
一応特に芝居においてトップがソロで歌うシーンを極力減らしていたりして苦労しているのでしょうがね。
ウメがいないのは,特にショーにおいて痛いようにみえましたが,てんえいさんはどう思われました?
理事の芝居は個人的には好きなんですが、…人気?なのはやっぱしトシってことですかね(^^;)。
今回の芝居は私は気に入ったんですけど、たしかに戦後の話って、価値観が違うと印象が悪く映るかもしれませんね。
ショーはたしかにウメがいなかったぶん寂しかったですね。たっちんとカチャで役割分担してしまったために、かえって散漫にさせてしまったのかな。
いずれにせよ、改革が迫られている今の宙組です(^^;)。