まずは音楽学校の入試方法変更について。
今年度の入試(来年の3月)までは従来通りで、平成21年度(再来年3月)から「新方式による試験に変わる」のだそうです。
私たちにとって甚だ不本意なことであるが、このところテレビや出版などマスコミを通じて、可成りのレッスンを積まなければ、仲々受験できない、或いは受験しても到底無理だという誤った風潮が流れていると思われるようになってきた。そのため入学志望を持ちながら受験を諦めている志願者たち―本人もそうであるし、ご両親もそうであるかもしれないが―が、可成り多く居られるのではないか。それが杞憂に終ればいいが、先づ第一にそれを打破したい。
たしかに、宝塚は入るのも超難関、バレエの猛特訓を受けてもなかなか通らないと言われて久しいですね。でも、そんな厳しい試験に打ち勝った人たちだからこそ、舞台上でも日常でも清く正しく美しくなれるわけだし、われわれも応援するわけです。なので、試験を緩くするというか、ハードルを下げることには反対です。たぶんここで公平校長がおっしゃりたいのは「金ばっかしかけんでも、バレエの先生や先輩にこび売らんでも大丈夫ですよ」ってことなんかなと思います。
勿論、受験に当って、ダンスでも声楽でも、しっかりとした基礎ができていることは、それはそれで大切なことではあるが、一方では普通の音感、普通の運動性があれば、面接点次第であるが、合格可能ということになる。
つまり、過度のレッスンを積まなくても、将来宝塚歌劇団として活躍できる素質があれば良いということである。
やっぱりそうみたいですね。ヘンに投資しすぎて純粋培養されるよりも、どっちかと言えば気楽〜に受けた人のほうがスターになったりするようですからね(ex.ゆりちゃん)。それに、ショーコさんみたいにあの程度の歌唱力でもトップ娘役に抜擢されたんですし…。ただ、これによって宝塚全体のレベルが下がるかもと多少心配です。
それと、こうした受験制度の変更を決めた背景には、やはり少子化で受験生の数自体が減少ぎみなこともあるんでしょうね。劇団側も、ぶっちゃけちょっとは学費収入に頼りたいでしょうし…。
さてそれから、阪急100周年記念を冠にした宝塚舞踊会の話の後半に、阪急100周年の歩みみたいなことをお書きになっています。その前のほうに、
「さて、本年は阪急電鉄株式会社が明治40年(1907年)10月19日に設立されてから100周年に当る。」
とあったんですけど、私これ、じつは知りませんでした…。ファン失格(^^;)。宝塚の創立年は知ってんねんけど、電鉄本体がいつできたかなんて、全然知ろうとも思わへんかったです…。だから今年100年て聞いて、「あ、そうやったん?」と、ほぼはじめて知ったような感じでした。
そして、最後の段落にて。
2005年には持ち株会社「阪急ホールディングス」が発足して、阪急電鉄はその傘下となった。さらに、2006年に阪神電気鉄道と経営統合し、阪急阪神ホールディングスと社名を変更した。双方のブランドや独立性を重んじながら、事業のさらなる躍進を目指しているが、阪急電鉄としての事業のあり方については、何ら変ることはなく、これからも益々発展のための努力を積み重ねていくことは申すまでもない。
ホンマ変わらんといてねー。とはいえ、電車の運賃共通化とか、宝塚大劇場と甲子園球場との共通チケットを売るとか、プラスになるような変化は遂げてほしいなと思ったりもします。