回転ずし:自動で開くふた「くら」が導入 手触れず衛生的

2011年11月29日 20時24分 更新:11月29日 21時15分

すしの鮮度を保ち、空気中のウイルスからもガードするすしキャップ=大阪市浪速区で2011年11月25日午後3時7分、長谷川直亮撮影
すしの鮮度を保ち、空気中のウイルスからもガードするすしキャップ=大阪市浪速区で2011年11月25日午後3時7分、長谷川直亮撮影

 回転ずし大手のくらコーポレーションは29日、客が手を触れずにすし皿を取り出せる透明ポリカーボネート樹脂製のふた「鮮度くん」を全国286店に導入した、と発表した。すべてのすしにふたをすることで、ネタの乾燥やウイルス汚染のリスクを減らせるとしている。

 このふたは、貝殻のように開閉し、すし皿をすっぽり覆う。客がすし皿を少し持ち上げて取ると、ばねの力でふたが自動的に開く仕組み。従来もすし皿にかぶせるふたはあったが、客が手で触れるため汚れやすいことなどから、普及しなかった。

 田中邦彦社長は「不特定多数の前で生ものを回すことは常にクレームの種だったが、新型キャップで感染症の不安も解消できる」と話していた。

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