阪急が「優先座席」を復活 “譲り合いの精神”挫折(Yahoo!ニュース・産経新聞)
「全席が優先座席」という考え方で電車内から優先座席を撤廃していた阪急電鉄(本社・大阪)は17日、8年半ぶりに全車両で復活させると発表した。どの席でも譲り合う思いやりの精神が定着しなかったためという。“性善説”に期待した同社の理想は、車内モラルの低下という現実を前に挫折した形となった。
29日の始発電車から、関連会社の能勢電鉄と神戸電鉄を含めて実施。各車両8〜10人分を優先席として、ステッカーや車内放送で知らせる。
阪急の取り組みを参考に平成15年12月から「全席優先」を掲げている横浜市営地下鉄は「今後も積極的にPRして続けていきたい」として見直す予定はないとしている。
阪急は11年4月、全席を優先座席と考えるべきだという理想を掲げ、優先席撤廃に踏み切った。だが、現実には席を譲らない雰囲気が広まり、同社には高齢者を中心に復活を求める意見が毎年10件余り寄せられた。今年6月の株主総会で同様の要望があったことを機に、復活を決めたという。
なんか今の世の中を表しているような、今回の復活劇です…。
阪急の報道発表は→こちら(PDFファイル)
優先座席のステッカーは関西私鉄共通のものではなく、独自のものなんですね。
ちなみに今後も全席優先席を守っていく横浜市営地下鉄のステッカーは→このページの下方に載っています。
「すこしの勇気と優しさで声をかけてみませんか?」とか、「あなたの優しさを待っている人がいます」とか、啓蒙ポスターに近い感じですねー。
阪急もこれくらい積極的にしてもよかったのでしょうけど、あんまりペタペタ窓なんかにステッカー貼られると、逆に阪急の品の良さがなくなるように思えて、…難しいところですな。
同時に、携帯電話電源オフ車両も梅田方先頭車(増結車も含む)が対象外となるみたいですね。私の場合、土休日の千里山からは梅田方の先頭車に乗ることがあるのですが(←土日は空いているので)、それ以外の時は、逆側の先頭車のほうが空いているのでそちらに携帯の電源切って乗ることが多いですね。乗車中かかってくるの、案外うっとうしいし(^^;)。
逆に、通常車両で「通話はご遠慮ください」って言いますけど、こっちは許してもええんちゃうかなあ。だって携帯“電話”でしょ。着信音は音楽がやかましいからマナーモードにすべきとは思いますが、通話くらいはふつうに会話してるのと同じでしょうし、OKにしてもいいと思います。
近隣国(韓国、中国、台湾、香港、あとシンガポール)などでは地下鉄のトンネルでも電波が届くから、みんなガンガンしゃべってます。それでも私は全然気にならなかったですね。欧米もたしかしゃべれるし、日本だけちゃいますか、車内で携帯で電話できひんのって。
とはいえ、新幹線や特急列車などは静寂を守るためドア付近と車内が仕切られており、こちらは通話不可でもやむなしといったところです。飛行機は完全アウトですし(→おとつい携帯が元でちょっとトラブってましたね)。
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おそらく,通話も構わないとなると,こういう風にずっと傍若無人にしゃべり続ける人に対して注意することが難しくなるんですよね。そういう理由から,通話を一律に禁止せざるを得ないのではないかと見ています。
携帯でしゃべる時って、電波途切れたりすることがあるから、つい大声になることもあります。気つけんといけませんね。
とはいえ、私の場合めったに携帯かかってきませんし、かけません(→友達少なし^^;)。