違法な音楽配信で賠償命令
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違法な音楽配信で賠償命令

11月29日 22時56分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

人気歌手の曲などを、大量に配信する携帯電話のサイトを運営していた男性を、音楽の著作権団体が訴えていた裁判で、男性に1億7000万円余りの賠償を命じる判決が言い渡されました。

この裁判は、人気歌手の曲などの音楽データを、無断で大量に配信する携帯電話のサイトを運営していた男性に対し、「日本音楽著作権協会」が賠償を求めたものです。協会は、サイトは利用者から月額6000円以上の使用料を取って運営され、一日20万人以上が訪れていたと訴えていました。判決で、東京地方裁判所の大鷹一郎裁判長は「サイトにある音楽データは1万8000件に上り、その90%は著作権を侵害している」と認め、男性に1億7000万円余りを支払うよう命じました。この男性は、音楽データを違法に配信した著作権法違反の罪で、有罪判決を受けて執行猶予中ですが、現在、連絡が取れない状態になっているということです。判決について、「日本音楽著作権協会」は「利用者側も違法サイトと知りながらデータを取得すると違法となるので、十分に注意してほしい」と話しています。