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海水の放射性物質濃度 横ばい

11月24日 22時52分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力福島第一原子力発電所周辺で23日に採取された、海水に含まれる放射性物質の濃度は、大きな変化はなく、横ばいの傾向が続いています。

福島第一原発周辺では、4月と5月に海水から高い濃度で放射性物質が検出された、2号機と3号機の取水口付近などで、東京電力が海水を採取し、放射性物質の測定を行っています。このうち、23日に2号機の取水口付近で採取した海水からは、1cc当たり、▽セシウム134が国の基準の2.2倍の0.13ベクレル、▽セシウム137が1.9倍の0.17ベクレル、検出されました。また、3号機の取水口付近では、▽セシウム134が基準の6.5倍の0.39ベクレル、▽セシウム137が4.9倍の0.44ベクレル、検出されました。いずれも値に大きな変化はなく、全体でも横ばいの傾向が続いています。一方、22日と23日に、沿岸と沖合の合わせて12か所で行われた調査では、沿岸の2か所で放射性セシウムが検出されましたが、ともに基準を大幅に下回りました。