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両取水口とも濃度横ばい

11月27日 21時14分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力福島第一原子力発電所の2号機と3号機の取水口付近で26日に採取された海水に含まれる放射性物質の濃度は、いずれも前の日と大きな変化はなく、全体でも横ばいの傾向が続いています。

福島第一原発周辺では、4月と5月に海水から高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで東京電力が海水を採取し、放射性物質の測定を行っています。このうち、26日に2号機の取水口付近で採取した海水からは、1cc当たりセシウム134が国の基準の3.2倍の0.19ベクレル、セシウム137が2.7倍の0.24ベクレル検出されました。また、3号機の取水口付近では、セシウム134が基準の7.7倍の0.46ベクレル、セシウム137が6.1倍の0.55ベクレル検出されました。いずれも前の日の値と大きく変わらず、全体でも横ばいの傾向が続いています。一方、26日に沿岸の4か所で行われた調査では、このうち2か所から放射性セシウムが検出されましたが、基準を大幅に下回りました。