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取水口付近の濃度 横ばい傾向

11月28日 19時1分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力福島第一原子力発電所の2号機と3号機の取水口付近で、27日、採取された海水に含まれる放射性物質の濃度は、いずれも前の日と大きな変化はなく、全体でも横ばいの傾向が続いています。

福島第一原発周辺では、4月と5月に海水から高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで、東京電力が海水を採取し、放射性物質の測定を行っています。このうち、27日、2号機の取水口付近で採取した海水からは、1cc当たり、▽セシウム134が国の基準の3.3倍の0.2ベクレル、▽セシウム137が3.1倍の0.28ベクレル検出されました。また、3号機の取水口付近では、▽セシウム134が基準の8.3倍の0.5ベクレル、▽セシウム137が6.7倍の0.6ベクレル検出されました。いずれも前の日の値と大きく変わらず、全体でも横ばいの傾向が続いています。一方、27日、沿岸の4か所で行われた調査では、3か所から放射性セシウムが検出されましたが、基準を大幅に下回り、26日沖合の7か所で行われた調査では、放射性物質は検出されませんでした。