余語邦彦さん
テーマ:MBA (ICS)今日は、「Corporate restructuring」(担当:安田隆二先生)のクラスのゲストスピーカーに余語邦彦さんが来られました。
余語さんについては、後ほど書きますがBBTで何度か余語さんが出演している番組を見ており、大前さんが元マッキンゼーの教え子で一番高く評価されている感じがあり、一度、生で見たかった人です。昨年、12月に「Corporate restructuring」のコースバインダーが配付されたときに、余語さんが来るのを知り、本当にこのMBAスクールはすごいゲストスピーカーを元マッキンゼーの安田先生つながりで呼ぶことができて、この学校に来て本当に良かったなぁと思いました。間違いなく、余語さんは日本で、今一番評価が高いターンアラウンドプレイヤーではないかと思います。大前さんが以前言っていたが、アメリカではターンアラウンドプレイヤーは数多くいるが、日本ではほとんどそのようないないようなので、余語さんみたいない人は貴重な存在だと思う。
余語さんは、簡単に言うと、覚えている方もいるかと思いますが、ITバブル崩壊になった時に大問題となった光通信の再生、産業再生機構案件の中で最も問題となったカネボウ案件の中のカネボウ化粧品の建て直し、最近ではパチスロの会社であったアルゼの再建など、ターンアラウンドを次々とやり、今は休息中の方。
余語さんの略歴はこちらをどうぞ。
http://www.ohmae.ac.jp/mba/bio_yogo.html
今回のクラスでは、「カネボウ化粧品」案件についてお話をされていた。社内での反発に対する対応の仕方や、CEOに就任するまでのたった一ヶ月間で仮説を立ててそれを上手く実行させたこと、外部の外資系コンサルはペースメーカーとして使ったこと、社内の人とうまく協力するためには「ロジックだけではなくアートも必要」など説明されていた。クラス終了後にクラスメートとお話をしたが、「すごい人っているのですね」とか、「実力の差を感じた」などという感想があった。
自分としては、ターンアラウンドの生々しいお話を聞く良い機会であったし、一度、余語さんを見たかったので、本当に良い授業でした。ターンアラウンドではやはりロジックだけではなく、人をコントロールする方法をマスターすることも必要であることが確認でき、とても良かった。やはりこのような人と接する機会があると自分を高めることができるような気がします。
なお、BBTでは、余語さんは以下の3つの番組に出演しています。
①大前研一アワー118 【向研会】
企業再生<事例編> --光通信再生の総決算--
ゲスト:余語邦彦氏(株式会社大前・ビジネス・ディベロップメンツエグゼクティブ・パートナー)
この番組の中で大前さんが光通信の再生は難しかったことを余語さんがやり遂げたことに対して、大絶賛していました。大前さんがビジネスの世界で人を絶賛するというのは、正直、ミシガン大学のC.K.プラハラード教授と余語さんくらいでかなり珍しいことなので、とても難しいことを余語さんがやり遂げたことだと思っています。
②経営者ライブ「カネボウ化粧品」
ゲスト:余語邦彦氏 (株式会社産業再生機構 執行役員 マネージングディレクター)
http://www.bbt757.com/servlet/content/8025.html
③大前研一アワー218 【マカオレポート】カジノ都市マカオ
ゲスト:余語邦彦氏(アルゼ株式会社 代表取締役兼CEO)
http://www.bbt757.com/servlet/content/11474.html
なお、、「Corporate restructuring」のクラスは、本当に先生も内容も素晴らしいです。今まで受けた科目の中でずば抜けて素晴らしい科目であると個人的には思っています。ファイナンスや会計、企業戦略の実務が直結している科目です。他のビジネススクールでは絶対に受けられないですね。残念ながら、このクラスを受けられない人は、BBTでこのクラスのエッセンスが12回にわたり放送されているので視聴する、もしくは安田先生の「企業再生マネジメント」の本を読むことである程度は理解できると思います。
・BBT「企業再生マネジメント」(講師:安田隆二先生)
http://www.bbt757.com/servlet/ShowLecturer?lecid=0213&sbj_id=512
- ・企業再生マネジメント/安田 隆二
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