さあさ、「
宝塚のジャイアン&ジャイ子 お披露目リサイタル」の感想どぇーす。
芝居「バレンシアの熱い花」
最初16日(月・祝)に観たバージョンは2階Bだったから、あんまり見えなかったんですね。でも、脳天直球の歌声はしっかりと耳に入りました(^^;)。
そして2度目は何を思ったか1階Sだったんで、ジャイアン様は否応なしに私の鼓膜を震わせてくださいましたよ。空き地で聞かされたドラえもんやのび太の気持ちがちょい分かったかも。
プロローグがスパニッシュダンスの様相だったので、おーかっこよさそうやなあと思う余裕もなく、
タニオカ大佐のバズーカ砲撃開始。
バレンシアーあーあー、ばーれーんしーあーー(負傷者多数のもよう^^;)
ストーリーとしては、よくある復讐劇ですね。父が悪者に地位を乗っ取られ、息子がその無念を晴らすという、単純明快な話。
ただ、
単純な話のまんま終わったので印象はもひとつ…。
主人公フェルナンド(これが息子)はじめ、同志のロドリーゴやラモンにそれぞれ恋物語があって、革命の成功と引き換えにみんな別れてしまう(死別含む)んですけど、それが伏線にならないくらい薄味で締められたという印象です。
フェルナンドとイサベラ、たしかに身分違いの恋で、別れなあかんという気持ちは分かりますよ。
でも、♪そーれがどおしーた! ぼくドラえもんっ(←ジャイアンに引っかけて^^;)。
なんていうか、散漫なんですよね。
「終わりよければすべてよし」ってことわざがありますけど、今回はそれの真逆、「終わり悪ければすべて悪しき」。
マルガリータ(←フェルナンドの結婚相手)とイサベラとの狭間で、フェルナンドは悩んだつうのも伝わりましたよ、たしかに。でも、最後のイサベラの別れのシーン、中村A的には感動の離別を演出したかったんでしょうけど、
私的には「ふーん、別れちゃうんだー」で終わってしまいました…。それより、マルガリータかわいそすぎひんか。
つーか、マルガリータは結局フェルナンドを振ったんか?
レオン将軍(マルガリータの祖父)の家で悲しく歌ってたけど、あれは別れを意味していたのでしょうか。イサベラと別れるんならいっしょになったらええやんと思うんですけど。…と、こういうあたりもあやふやでしか印象に残ってないんですよ。
ともかく、マルガリータのたっちんの歌に癒されました(←ここは好印象です)。
フェルナンドは、しょっぱなタニらしからぬ謙虚な青年。
歌はともかく、私はタニオカの男勝りな演技が好きなんですよ。ガイズ&ドールズのネイサン(←もう5年前やけどこの時からすでに2番手でしたね)、花舞う長安@博多座の安禄山など、堂々としててかっこええなあと思いました。
今回は出たとたん将軍の前でタジタジとなってて、「あれ、
ジャイアンなのに出来杉クンになってもうてるやん」て拍子抜けだったんですが、でも酒場でイサベラはじめ踊り子相手にギターで弾き語りしてるのは私的に高得点。
ですから、ジャイアンとか言ってタニ歌をさんざんののしってしまっているんですが(→私は歌重視なんで)、演技とか踊りとか、他の面は好感持ってるんです、私は。顔もまあまあハンサムやし。そやからねー、歌をねぇ…。さすがにスミレ師匠レベルまでとは言いませんから、とりあえず、せめて音階に合わせてお歌いいただけると助かります(→懇切すぎ)。
同様に、イサベラ梅ちゃんも、芝居はいけてると思うんですよ。
貴族の男を好きになって、でも屋敷に行こうとして二の足を踏んでしまう。たまたま居合わせたラモンに抱いてもらうけれど、振り切って去ってしまう…。もうこのあたりなんて、月9女優より秀逸だったと思います。ふだんっぽいしゃべりも、いかにも娘役な話し方より聞きやすいですし。
だからウメも、美羽ちゃんやたっちんみたいに上手に歌えとは言わないから、…なんつうか、メロディはきちんととってもらえたらと思います。
なので、私はタニウメコンビ、決して嫌いではありません。
でも、あまり長くはいないでほしい…。それから好きやったんはともちん演じる悪代官!?
ルカノール、背の高さも相まって、なかなかの悪役ぶりでした〜。セレスティーナが忠告に来たとき、その勢いでセレスティーナのおしり触るんちゃうかなって思いましたよ(→ただのセクハラおやじ)。
でも最後、あんな地下室の階段の鉄格子のとこで死ななくても…。
七帆さんが残念ながら休演となりましたが、代わりに演じたちぎくん、おやじ@ヨネさんの最期を看取るシーンは感動的でした。(→ただし、その後の尻切れトンボな展開によりその感動は持続せず…。)
若手では、代演によりナギナ君(04年阪急初詣モデルさん)がけっこうしゃべる役もらっててうれしかったです。あと、すっしー副組長にたてついたばかりに命を奪われてしまう、ラモン妹のアリスもなかなか好演(←なんや、この薮下的感想文^^;)。
そして最後に、役替わり。
ちなみに、上で書いた薮下さんの感想は(
出典)↓、
蘭寿と北翔の役替わりは、それほど意味があるとは思えないが、
それ言っちゃあおしめえよ…。
(ラモン:北翔海莉、ロドリーゴ:蘭寿とむ)
北翔ラモン、陽気な青年!
イサベラとの相性ばっちり(→でも愛情は一方通行…)。
みちこは明るい役が似合います。しかしたまに見せるワイルドな部分もよどみなく演じきっていたと思う。
なお、フェルナンドの屋敷では、ソファーをバウンドさせまくっていました。
一方のらんとむ、こうゆう堅物っていうか、
きまじめな青年を演らせたら、やっぱし天下一品やね。
竜馬の徳川慶喜ん時も感じたけど、なんていうんですか、「苦悩を抱えた実直な若者」をこれほど見事に体現した演技者はいないだろうって、そんな偉ぶったことも言えそうなくらい秀逸です。あとはタニウメと同じく、歌を…。
(ラモン:蘭寿とむ、ロドリーゴ:北翔海莉)
だから、逆になったら、ちょっと違和感というか、合うてへんと思ったんです…。
先に観たのが上の役替わりのほうだったから、よけいそう感じたのかもしれません。蘭とむラモンは陽気じゃなくてちゃらちゃら青年って感じでしたし、ロドリーゴ北翔はなんとなく下級生が一所懸命演じてるって印象やったし。
芝居の感想、だらだら書きすぎですね(→毎度のこと^^;)。
ショーの話は後で…。