福島 果樹園の除染講習会
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福島 果樹園の除染講習会

11月28日 17時35分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

国や福島県が農地の具体的な除染方法を示していないなか、果物の栽培が盛んな伊達市などで、果樹園の除染作業が農家に委託して行われることになり、農家の人たちを対象に除染の講習会が始まりました。

福島県の伊達市、国見町、桑折町では、特産の桃やりんごなどのすべての果樹園、合わせておよそ2200ヘクタールの除染作業を農家に委託して行うことを決めています。来月中旬から作業が始まるのを前に、県やJAなどは、このほど農家を対象にした除染の講習会を始めました。伊達市内の果樹園では、28日、農家の人たちが、高圧洗浄機を使って木の表面から放射性物質を洗い流す方法について説明を受けたあと、実際に作業を体験しました。国や福島県が農地の具体的な除染方法を示していないなか、自治体が農地の本格的な除染を行うのは初めてで、作業には、3つの市と町の合わせておよそ600戸の農家が参加する見込みです。JA伊達みらい伊達営農センターの曳地博司所長は「農家の方には、大変な負担になると思うが、安全な果物を消費者に届けるには、早急に除染をしなければならない。一日も早く完了させたい」と話していました。