エンタメラジコ本格スタート1年 有料での地域外配信も検討+(2/2ページ)(2011.11.29 07:39

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ラジコ本格スタート1年 有料での地域外配信も検討

2011.11.29 07:39 (2/2ページ)
ラジコの「復興支援プロジェクト」の画面。被災地の7局の放送が聴けるサービスを、来年3月末まで延長している

ラジコの「復興支援プロジェクト」の画面。被災地の7局の放送が聴けるサービスを、来年3月末まで延長している

 4月末には、被災地の情報を全国各地の避難者に届ける目的で、被災4県にある7局の全国配信を特設サイト(fukkou.radiko.jp)でスタート。当初10月までを予定したが、「まだ復興もままならない状況」として来年3月末までの延長を決めた。

 ラジコは既に日本民間放送連盟加盟のラジオ全100社に参加を呼びかけ、現在は48社54局(試験配信含む)が参加。来年4月初頭には70社超となる見込みという。リスナー層は従来のラジオより10歳程度若いことが調査で分かっており、「ラジコを聴けるスマートフォン(多機能携帯電話)のさらなる普及で、若者の間でラジオが盛り返すチャンス」と期待をかける。

 リスナーからの要望で最も多いのが、地域制限の撤廃だ。岩下社長は「権利上の問題をクリアしつつ、そう遠くない将来に有料のサービスとして一部(放送地域外への配信)をやることも考えている」と明かす。

 収益も課題で、現状ではラジオCMに連動した広告を画面に表示し、クリックで広告主のサイトが開く仕組みを試行している。ただ、岩下社長は「ラジコという媒体自体に元気を生むことがまず大切」と強調している。

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「スマートフォン用アプリのヘビーユーザーを増やすことが課題」と語る岩下宏ラジコ社長

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