東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島県で復興の妨げになっている大量のがれきについて、武雄市の樋渡啓祐市長が28日、受け入れる方針を明らかにした。同市など3市4町でつくる杵藤地区広域市町村圏組合が同市朝日町で運営する杵藤クリーンセンターで処理する考え。12月6日にある同組合の首長会議で提案する。
樋渡市長によると、がれきは一般廃棄物の延長ととらえるが、放射線量には組合で厳しい基準を設け、被災地からの搬出時と処分場への搬入時にチェックするという。組合の承認を得られれば、住民へも説明するとしている。
震災後、市長は東北地方を数回にわたり訪れ、がれきの山が復興の最大のネックであることを認識したといい、受け入れの理由を「非被災地の自治体として応分の負担が必要と思う」と話した。【上入来尚】
毎日新聞 2011年11月29日 地方版
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