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韓国大統領 防衛協力の協議も

11月28日 21時3分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

韓国のイ・ミョンバク大統領は、来月中旬にも日本で行われる野田総理大臣との首脳会談で、北朝鮮の核問題などを念頭に、日韓の防衛協力についても協議したい考えを示しました。

これはイ・ミョンバク大統領が、日本と韓国の国会議員でつくる議員連盟のメンバーと大統領府で懇談した際、明らかにしたものです。議員連盟の日本側の幹事長を務める額賀元防衛庁長官によりますと、大統領は、野田総理大臣との首脳会談を行うため、来月17日にも日本を訪れる考えを明らかにしたということです。さらに、北朝鮮の核問題などを念頭に、「北東アジアは不確実な状況にある」と指摘したうえで、「日本・アメリカ・韓国の3か国は、安全保障問題について協議しているが、日韓の間でも相談できるようになっており、平和と安全保障について話し合いたい」と述べ、今度の会談では日韓の防衛協力についても協議したい考えを示したということです。日韓の防衛協力を巡っては、ことし初め、自衛隊と韓国軍との間で、共同訓練の際に水や燃料などの提供を相互に行えるようにする協定の締結に向けて、協議を始めることで合意しましたが、その後、竹島の領有権問題などを巡って両国の関係がぎくしゃくし、大きな進展は見られていません。