嘉田知事、橋下パワーに期待 国出先機関の移管を
前大阪府知事の橋下徹氏が大阪市長選に当選したことを受け、滋賀県の嘉田由紀子知事は28日、記者団に「広域行政の中で大阪市の果たす役割は大きい。どこかの段階で関西広域連合に入っていただけると思う」と述べ、国出先機関の移管を求める立場から、橋下氏の発信力や突破力に期待を寄せた。
大阪市など政令市は関西広域連合にオブザーバーで参加しており、正式参加はしていない。嘉田知事は府と市の二重行政について、各省庁が権益拡大を目的にさまざまな制度をつくったことから「不合理さにつながっている」と指摘。国出先機関の移管を求める広域連合と都構想を進める橋下氏は、不合理を解消する立場が同じと理解を示し、「効率的な行政サービスのために移管への突破口になってもらえると思う」と期待した。
また、原子力発電に依存しないエネルギー構造の構築に関しても「強力な発信力をいただきたい。大阪市は関電の株を保有しているため株主提案権があるのは強い」と述べた。
【 2011年11月28日 21時44分 】
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