ここ数日、ブログへのアクセス数が異常な上昇を見せていたため、その原因を調べたところ、特定のブログやネット掲示板等で、誠に不本意ながら、阿部洋人さんについての誤った憶測が飛び交っていることが発覚したため、そのような誤解を招いてしまう元の記事を作成した者として、この場を借りてご報告、訂正させていただきます。


誤った情報の要約。
●福島県に住む祖父の田舎を、釣りをすることで応援するために、福島原発30km圏内で野宿をし、池や川で釣り上げた魚を食べていた。


とのことですが、
阿部さんは福島原発の30km圏内で野宿もしていなければ、釣り上げた魚を食べてもいません。おそらく、弊誌2012年1月号内で、高知県でアカメを求め野宿した、というエピソードが、誤って伝わってしまったものだと思われます。そもそも彼のおじいさまは、福島県在住ではありません。



そもそも阿部さんの追悼企画を掲載させていただいた理由ですが、編集部員一同、阿部さんの人柄や個性に惚れ込み、今後、公私にわたってお付き合いをさせていただきたかった矢先、突然届いてしまった訃報が発端です。これを受け、編集部員全員の強い希望から、阿部洋人という純粋に釣りを追い求めた人間の生きざまを、記事という形で残すことで、私たちの彼への感謝や悲しみを表現したかったという経緯での掲載でした。



彼は純粋な、いち釣り人でした。
そこに政治的なメッセージを含めるほど器用な人間ではないということは、個人的な繋がりを持っていた人間たちも口を揃えるところであり、よしんば、当ページの著者も、そのようなメッセージ性を記事に含ませるというようなことは、一切、意図していないことを、この場をお借りして、ご報告させていただきます。


ロッド&リール編集部
編集長 中村憲一郎