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武雄市長“がれき受け入れ”表明

11月28日(月) 20時18分

佐賀県武雄市の樋渡市長は、東日本大震災で発生した岩手、宮城、福島の3県のがれきを受け入れる意向を表明しました。

武雄市の樋渡啓祐市長は、RKBの取材に対し、岩手、宮城、福島の東北3県のがれきを海上輸送し、武雄市の杵藤クリーンセンターで処理する方針を明らかにしました。

●武雄市・樋渡啓祐市長
「あのがれきが、復旧とか復興の最大の妨げなんですよ。見てくれもそうだし、心理的にもそうなんですよね。それを取り除くというのはある意味、日本、我々のでき得る責任の取り方じゃないかと思って、その一端として声を上げていきたいなというふうに思ってます」

杵藤クリーンセンターは、武雄市を含む3市4町でつくる広域市町村圏組合で運営されているため、樋渡市長は、来月6日に開かれる組合の首長会議で、がれきの受け入れを提案するとしています。

受け入れの時期や量は未定ですが、広域市町村圏組合で独自の放射線量の基準を設定し、基準値を下回るがれきだけを早ければ年内にも受け入れる方針です。

樋渡市長は「武雄市に続いて、全国でがれきの受け入れが広まって欲しい」と話しています。