城内


 城内に忍び込んだキャロンは、見つからないように物陰を伝いながら
通路を奥へと進んでいた。
 空気は重く、据えたような腐臭が鼻をつく。

 部屋のなかに入って来たキャロンは、そこで天井から吊るされている
少女を見つけた。

1-38va.ral

「なんて酷いことを・・・」

 逆境のなかにあっても、気品と高貴さを失っていないその容姿を見て
この人こそとらわれたお姫様だとキャロンは確信した。

「待っていてください姫様、今すぐ助けてあげますからね!」

 キャロンは吊るされた少女に近づくと、吊り下げている戒めを解きだ
した。  その揺れに、ルビーナは意識を取り戻し、ゆっくりと瞼を開けた。

「あなたは?
・・・」

「私はカガッタのキャロン。
姫様を助けに来ました」

「カガッタのキャロン!?
では、あなたが伝説の剣士様?」

「やだっ、
誰に聞いたんですか?
まだマリンとキリカさんしか知らないはずなのに
・・・」

「そ、
それは
・・・
そう、
ゲバルザーの手下が話しているのを盗み聞いたのです」

 しどろもどろになりながら、ルビーナは返答した。

「やだなぁ、
ますます狙われちゃうのか
・・・」

 ぎこちないルビーナの答えを、大して気にもとめずに、キャロンは鎖
をはずし続ける。

 戒めは解かれ、宙に浮いていたルビーナの身体はドッと床に落ちた。

「姫様、
しっかりしてください。
歩けますか?」

「ええ、
なんとか
・・・」

 ルビーナの体を支えながら、キャロンは戸口へと向かおうとした。

 その時、戸口の向こうに黒い影が姿を現した。

1-08vb.ral

「ゲッゲッゲッ・・・、
待っていたぞ伝説の剣士」

「誰!?
あなたは」

「ゲッゲッゲッ、
俺様こそ、この城の主、
ゲバルザー様よ」

 そう言うと、ゲバルザーはゆっくりと室内に入って来た。

 薄明かりのなかにゲバルザーの不気味な姿が浮かび上がる。

「まさか伝説の剣士とアースガルドの剣が、
向こうから飛び込んでくるとは
俺様は悪運に恵まれているぜ。
ゲッゲッゲッ・・・」

 ゲバルザーは舌舐めずりをしながら嬉しそうに笑った。

「気をつけてください、
剣士様・・・」

 

 ルビーナはキャロンの陰に隠れるようにして告げる。

 だが、ゲバルザーの姿を見た途端、キャロンは逆上してしまい、ルビーナの声も耳に届かなかった。

 

「ゲバルザー!
リリーや死んでいった人たちの恨み、
ゾルバの無念、
今ここで晴らすわ!」

「ゲッゲッゲッ、
これは面白い冗談だ。
剣士としてまだ完全に覚醒していないお前が、
俺様に勝てるというのか?」

「黙れ、ゲバルザー!
勝負!」

 アースガルドの剣を抜き、キャロンはゲバルザーと対峙した。

「ゲッゲッゲッ、
無謀な娘だ。
伝説の剣の力を借りようとも俺様に勝てるわけがない!」

「覚悟!」

アースガルドの剣を振り翳して、キャロンはゲバルザーに突進した。

ゲバルザーは容易く躱した。

「俺様と戦うには、100年早いぞ、小娘!」

 ゲバルザーの目が異様な光を発した。

 光線を浴びるキャロン。

「これがあなたの攻撃なの?
ちっとも通じないわよ」

「そうかな、ゲッゲッゲッ」

ゲバルザーは厭らしく笑った。

「今度は逃がさないわよ
・・・あれ、何だかヘンな気分・・」

キャロンは頭を押さえた。

「俺様の催眠光線を浴びたものは、意志を失い操り人形になるのだ。
ほれ、
もうじきお前も俺様の命じるままに動くようになるぞ、ゲッゲッゲッ」

「誰が、あなたの操り人形になるものですか!」

だが意識は朦朧とし、頭の中は霞がかかったような状態になる。

「うううっ・・・」

耐えきれなくなって、キャロンは剣を落とした。

目の前は、もやが掛かった様にぼんやりとなり、いつの間にかゲバルザーの姿もルビーナの姿も見えなくなっていた。

「ゲッゲッゲッ、
かかったな。
さあて、どう料理してやろうか、
ただで殺すのは惜しいし、犯すだけではつまらん
・・・!
貴様にはオナニーをさせてやろう」

 もやの中からゲバルザーの声が聞こえてくる。

「お前の言いなりになんかならないわ!
・・・アアッ」


1-43va.ral

 抵抗するキャロンだが、身体の疼きを押さえることができなくなってきた。

「ほれほれ、身体が火照って仕方がないだろう。我慢は体に
悪いぞ、ゲッゲッゲッ」

「ウウッ・・・」

 体中を無数の虫に這いずり回られるような感じがして、キャロンは悶えだした。

「さあ、早くオナニーをしてみせろ」

「・・・」

 

 キャロンの両腕は、いつの間にか乳房と股間にあてがわれた。

「アアンッ・・・」

 

 片方の手が乳房を揉みしだき、もう片方の指が秘所をまさぐる。

 指先でこねられている乳首は硬く尖り、股間から溢れる淫汁はヌチュヌチュとキャロンの指を濡らす。

「いやっ、こんなことしたくないのに
・・・アアッ」

キャロンは必死に耐えようとした。

だが、自らの指が与える快感でついにキャロンは崩折れた。

「アウッ・・・いやっ・・・ウウッ・・・」

 身をよじらせてキャロンは悶え苦しむ。

 乳首は固さを増し、蜜壷から溢れる汁は尻の割れ目を伝って床に垂れ
落ち、恥ずかしいシミを広がらせる。

「ゲッゲッゲッこれはまさに絶景だぜ。
可愛らしい小娘ほど乱れるときは艶ましげだ」

ゲバルザーは涎を垂らしながら、よがり狂うキャロンの姿に見入った。

「アァンッ・・・ハァンッ・・・アァンッ・・・」

キャロンは我を忘れて、のたうつ。

「ほうれ、
もっと奥までまさぐらんか」

 ゲバルザーの命令に応えるように、キャロンは指をさらに奥まで挿入
する。

「アアンッ・・・ハァンッ・・・」

あえぎ声がさらに大きくなる。

 背中が反り、腰が浮きあがる。


1-53va.ral

 股間は見てくれと言わんばかりに大きく広げられ、あてがわれた指が
激しく挿入をくり返している。

 秘所から溢れる蜜液はさらに増え、腿の付け根をテラテラと濡らす。

「ゲッゲッゲッ、なんと淫らな姿だ。
こんな姿を見せつけられたら、男はブチ込まずにはいられなくなるぞ」

「アアンッ・・・ハアンッ・・・」

熱い吐息が途切れる事なく口から漏れる。

 ヌチャヌチャとキャロンの股間から聞こえる卑猥な音が、さらに大き
くなる。

「アッ、
アッ
・・・
もうダメ、
イッちゃいそう・・・」

悶えながらキャロンがあえぐ。

「さっさとイッてしまえ、
果てたところで今度は俺様が嬲ってやるぜ、ゲッゲッゲッ・・・」

 そそり立つペニスをテラテラ光らせて、ゲバルザーは卑しい笑みを
浮かべる。

「いや、
イクものですか
・・・
アアンッ・・・」

 必死に抵抗しようとするキャロンだが、股間に刺激を送り続けている
指は、まるで自分のものではないように卑しく膣のなかで蠢く。


1-58va.ral

刺激を送り込む指の動きがさらに早くなる。

「アアンッ
・・・
ダ、
ダメ・・・
イク〜ッ!・・・」

 頭の中が真っ白になりそうになった時、アニーとリリーの姿が浮かん
だ。

「(アニー!
リリー!
・・・)」

「だからあんたはおぼこだっていうのよ。そんなことをしている暇があったらさっさと男を作りなさいよ。
ったく、だらしないわね!」

「早くいい人を見つけなさいよキャロン、男の人のペニスったら
最高よ。特にウチの人のペニスっていったら、ハメハメしただけでもう
イッちゃいそうだから・・・」

 二人はさんざんキャロンを罵った。

「うっさいわね!
どうせ私はおぼこで子どもですよ〜〜!」

キャロンは思わず怒鳴った。

 と、その拍子に、暗示が解けた。