NHK福島県のニュース　福島放送局

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川内村で住宅除染説明会

来年３月にすべての住民が地元へ戻ることを目指している川内村は、２７日、それぞれの住宅で行う除染について住民を対象にした説明会を行いました。
川内村は、原発事故のあと、すべての住民に避難を呼びかけ、ことし９月、緊急時避難準備区域の指定が解除されたものの全住民の５％にあたるおよそ１４０人しか村に戻っていない状況が続いています。
村では来年３月にすべての住民が地元へ戻ることを目指し、個人の住宅については線量の高い地区から年内にも除染を始めることにしています。
このため２７日午前、川内村の集会所で住民を対象にした除染についての説明会が行われ、５０人あまりが参加しました。
説明会では除染の担当者が、▼住宅の中も放射線量を測ったり▼木の伐採や庭の土を剥ぐ作業も行ったりするため除染作業の際には出来るかぎり、避難先などから戻り、立ち会ってほしいと要望しました。これに対し、住民からは「自分が伐採したくないといっても放射線量が高い場合はどうなるのか」とか「自宅周辺の放射線量は高く、村の除染の計画で、本当に下がるのか」といった意見が出されました。
これについて担当者は「できるだけ個人の要望に添って除染を行いたい」と話し、村では今月３０日にも避難住民が多く生活する郡山市で説明会を開くことにしています。

11月27日　19時01分

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