NHK福島県のニュース　福島放送局

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除染推進に向けた講演会

放射性物質の除染に向けて、県や原子力に携わる研究者が今後の対策などについて市民に説明する講演会が福島市で開かれました。
この講演会は、除染について市民に理解を深めてもらおうと、県と原子力に携わる研究者でつくる日本原子力学会が開いたもので、およそ４００人の市民が参加しました。
この中で、県や学会の担当者は、放射性物質による土壌の汚染状況や、地域で除染に携わる人たちを対象とした説明会を来年１月から県内各地で開くなどとする今後の対策を説明しました。
このあと意見交換が行われ、参加者からは、「除染は一度行えば十分か」とか「家の前の放射線量が毎日違うのはなぜか」といった質問が出されました。これに対し、学会の専門家は、「汚染された土や木の葉などが、周囲から飛ばされてくることもあり、こうした場合は、あらためて除染することが必要だ」と答えていました。
講演会に参加した福島市内の６７歳の男性は「専門家の意見が聞けてよかった。子どもたちのために地域の除染に取り組んでいきたい」と話していました。

11月27日　19時01分

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