修道院でシスターの修行をしている
桜庭美子(高畑充希)は、修行でローマ行きを目前に控えていた。
そこへ、超人気イケメンバンド「A.N.JELL」のマネージャー・
馬淵(玉置孝匡)が突然現れ、歌手を目指していた美子の双子の兄・
美男(高畑充希・二役)がバンドの新メンバーとなったのだが、怪我をして参加できなくなり、身代わりになって欲しいと云うのだ。
馬淵から懇願され、半ば強引に「A.N.JELL」のメンバー・
廉(北山宏光)、
柊(内博貴)、
勇気(宮田俊哉)の前に連れ出される。美男を装った美子は、リーダーの廉に「俺の歌を歌いこなせるのか確かめさせろ!」と目の前で歌うことを強要され、追い込まれた美子は皆の前で賛美歌を歌うのだが、その歌声はまるで天使の歌声で、メンバーとして認められることに。
翌日、怖気づいた美子は、出て行こうとするところを馬淵に見つかり、兄が歌手になる夢を叶えようと頑張っているのは、“歌手になり有名になれば生き別れた母が会いに来てくれる”と信じているからだと聞かされ、美男として「A.N.JELL」のメンバーになることを決意する。
リーダーの廉は抜群の音楽センスの持ち主だが、極度の潔癖症で神経質。完壁主義のため、人を寄せ付けず、認めない。柊は穏やかそうに見えるが、実際はとてもクールな性格。勇気は天真爛漫で何も考えていなさそうだが、廉と柊との間で上手にチームのバランスを取っている。そんなメンバーと共に、美子は兄・美男としての共同生活が始まった……。
果たして美男は「A.N.JELL」でやっていけるのか!?
人気バンドに女子が入ることによって始まる恋の化学反応……
嫉妬あり、涙あり、友情あり、親子の愛あり……
恋の歯車が、今、まわりはじめた……!!!