火力発電所火災が鎮圧 検証へ
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火力発電所火災が鎮圧 検証へ

11月25日 13時15分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

横浜市磯子区の「電源開発」の火力発電所で起きた火災は、発生からおよそ10時間たった25日午前、ほぼ消し止められました。警察と消防は、燃え方が激しい石炭を運ぶベルトコンベヤー付近を中心に現場検証を行って、火事の原因を調べることにしています。

24日午後10時すぎ、横浜市磯子区新磯子町の電源開発の磯子火力発電所で、石炭を運ぶベルトコンベヤーの付近から出火し、ベルトコンベヤーの入った高さ50メートルの建物などが焼け、およそ10時間後の25日午前8時前にほぼ消し止められました。この火事によるけが人はいないということです。警察によりますと、24日夜は施設内で「バン」という音がしたため、警備員の男性が確認したところ、石炭の貯蔵施設の近くから黒い煙が上がっていたということです。石炭を運ぶベルトコンベヤー付近の燃え方が激しいということですが、残った石炭が熱を持ち、近づけないということで、警察と消防は温度が下がるのを待って現場検証を行い、火事の原因を調べることにしています。合わせておよそ120万キロワットの出力がある火力発電所の2つの発電施設は、石炭の供給ができなくなり、25日未明から発電を停止しています。電源開発によりますと、復旧のめどはたっていないということですが、今のところ停電などにつながる可能性はないと話しています。