ロス滞在記①
テーマ：旅しばらく、ブログを更新できませんでした。
一分一秒が惜しい位、ずっとずっと時間に追われてて。
私たちの式の為にたくさんの方がお力を貸して下さっています。
その一人一人がプロ。
私たちにとっては記念日。
プロの職人の方々にとっては仕事。
そう考えれば考えるほど。
自分にはもっとしなければならないことがある、と。
とにかく奔走していました。
私が寝ている間にも私たちの為に動いて下さっている方がいると思うと。
自然と私自身も24時間体制に。
携帯電話を握り締めて。
いつ連絡が来ても返せるように。
ソファならまだしも。
力つきてカーペットの上で眠ってしまったり。
体育座りのまま眠ったことも。
1日は24時間しかないから。
やりたいことをやるには。
食事の時間と睡眠を後回しにせざるを得なくて。
そんなこんなで。。
がんばろうと意気込むと。
結局は余裕がなくなり。
周りを混乱させる要因になってしまうのです。
今回、お世話になっている方に言われました。
「中心にいる人はぶれちゃ駄目。」
たくさんの人が自分を中心に携わって下さっているから、
どちらかのやむを得ない都合をどちらかになんとかご了承いただかなければいけなかったり。
いろんな人の思いを汲もうとすればするほど。
まとまらなくなってしまうのです。
政伸さん言われました。
「俺たちがどうしたいかが一番」
「健康第一」
「ぶれない」
「プロの仕事はプロにお任せする」
私たちは「あんなのやりたい、こんなのやりたい」と健康な心と体でリクエスト。
あとはプロにお任せすることが、一番スムーズに行くのだと思います。
「二人ががんばっているからやってあげよう」よりも
「あんな幸せそうな二人のためなら、なにかしてあげたくなるね☆」
みたいになれたら。
私の一挙手一投足が、
政伸さん、そしておおとうさん、おかあさんが築いてきた
信頼やイメージを壊すこともある。
なにかしたらすべて活字になるよ、と。
…そう言われたこともあって。
「花嫁」であることより。
「高島ファミリーの嫁」であることを意識せざるを得なくなって。
もう、なにも望まないから、とにかく、無事に終えたい。
そんな想いになってしまって。
「花嫁が幸せじゃなかったら、ゲストも幸せになれないよ」
私はもちろん幸せです＾＾
豪華にしたいとか。派手にしたいとか。
そういう欲望はあんまりなくて。
…ただ、ひとつひとつ
「本物」にしたかった。
一生に一回の結婚式。
ドレスもケーキも、全部全部、意味のあるものにしたかった。
だってだって。
仕事ではなく、記念日。
人生で一番の晴れ舞台。
いつか子供が生まれたら。
たくさんの写真をみせてあげたい。
たくさん話して聞かせてあげたい。
…そんなかけがえのない日なのです。
どこかでリセットしないと。
「記念日を迎えた」ではなく「一仕事終えた」になってしまうような。
そんな結婚式では駄目なのです。
もともと、ロスに来る予定でいました。
最初は、雑誌社の方と一緒に。とかカメラマンの方と一緒に。
そう思っていたけど。
「一人旅」に決めました。
「独身最後の一人旅」
苗字が変わる前の…。
最後の旅です。
このパスポートをとったのは20歳のころ。
そのとき受けたCMのオーディションがもし受かったら必要になるからと。
大急ぎでとりました。
その時は予測もしていなかったけど。
初めての旅はロサンゼルス。
ロス在住の監督を訪ねての一人旅。
その頃は英語も本当に片言で。
コートのポケットに小さな辞書を入れて。
文字通り、期待と不安でいっぱいの旅でした。
でも、最初の旅がこれなら、もうどこに行くのも怖くなくなるだろうと
そんな風にも考えていたあの頃の私は。
本当にタフですね＾＾
女優ではなく、モデルになりたい！とロスをでて。
パリにいきました。
パリコレ出るまでは帰らない！と歩いて歩いて気がついたら松葉杖をついていたことも。
世界中でモデルがしたいと。まずはアジア制覇！と
香港、シンガポール、台湾、タイ、韓国、中国、マレーシア…
旅ばかりしていた２０代前半。
アジアの次はヨーロッパ！！と２０代後半になって再度パリに行ったとき。
なにかが変わっていました。
「流行を追うのではなく、残るものがつくりたい」と。そんな想いがあふれて。
モデルとしての旅で一番最後に訪れると決めていたニューヨーク行きました。
かっこつけていうなら「自分探しの旅」
「映画に出たい！！」と確信がもてた旅。
自分勝手に行きたいときに行きたいところに行ってきました。
空港に一人で向かうことは日常になっていました。
私以上に一人旅をたくさんしてきた政伸さん。
「いろんなところに連れて行きたい」
考えたこともなかったんです。
愛する人と一緒に世界をまわる。
「新しい船にのったんだね」
結婚の報告をしたとき、大切な友人に言われました。
私のちいさなボートではいけなかったところに。
政伸さんとの船なら行くことができる。
たくさんの旅の軌跡を残したこの旅券は。
このたびを最後に。
もう使うことはありません。
全部のページにスタンプを押したかったけど、あとちょっと残ってしまいました＾＾
ケセラセラ＾＾
結婚式までの１０日間。
9月8日の入籍。
苗字が変わる前のこの時間。
何かに追われるのではなく。
自分と向き合う時間にしたい。
久しぶりに本を読みました。
どれも大切な人が勧めてくれました。
「しあわせな結婚レッスン１２」
「死神の精度」
「ロングバケーション」
結婚について、命について、女性について…。
たくさんの言葉が心に刻まれました。
こんな穏やかな時間。
久しぶりです。
…といっても私の場合、何事にも根を詰めてしまうから。
読み出すと終わるまで寝ない…。
こらーーーーーーーーっ！！＞＿＜
心も体もリラックス。
いっぱい呼吸して。
清く正しく美しくなりたい。
実は実は
今回の旅の一番の目的は…
じゃじゃーーん！！
『結婚指輪』つくり。
婚約指輪を作ってくださったロス在住の宝石作家。
Akiさんが教えてくれたこと。
「最初から完璧を求めちゃ駄目。
80％くらいで一つ一つの工程続けていくと
それが１００％になる」
二人をつなぐリングが。
少しずつ少しずつ形になって。
もうすぐ命を持とうとしています。
おじいちゃん、おばあちゃんになっても付けている自分たちを想像しながら。
長くなりました。
またロス滞在期。
報告できたらと＾＾
日本はよるですね☆
おやすみなさい
こちらは朝７時です。
今日はこちらで取材を受けることになっています。
そしてそして。
指輪が釜から出てくる日。
どきどき。
今日がすばらしい一日となりますように＾＾
1 ■なんか
素直な美元さんの気持ちが伝わってきました。
これからの日々が楽しみですね☆