大阪のダブル選挙の投票が、27日に行われ、大阪市長選挙は大阪維新の会の代表で前知事の橋下徹氏が、大阪府知事選挙は大阪維新の会の幹事長で前府議会議員の松井一郎氏が、それぞれ初めての当選を果たしました。大阪維新の会は、いずれも圧勝で、府と市のトップの座を獲得しました。
任期満了に伴う大阪市長選挙の開票結果です。▽橋下徹、維新・新、当選、75万813票。▽平松邦夫、無所属・現、52万2641票。前の大阪府知事の橋下氏が、現職の平松氏を破って初めての当選を果たしました。投票率は、前回を17ポイント余り上回る60.92%で、今回と同じくダブル選挙になった昭和46年以来、40年ぶりの高い投票率となりました。一方、橋下前知事の辞職に伴う大阪府知事選挙の開票結果です。▽松井一郎、維新・新、当選、200万6195票。▽倉田薫、諸派・新、120万1034票。▽梅田章二、無所属・新、35万7159票。▽岸田修、無所属・新、2万9487票。▽高橋正明、無所属・新、2万7809票。▽中村勝、諸派・新、2万2347票。▽マック赤坂、諸派・新、2万1479票。大阪維新の会で前の府議会議員の松井氏が、前の池田市長の倉田氏らを破って初めての当選を果たしました。大阪市長選挙で当選した橋下氏は、42歳。弁護士でタレント活動も行い、平成20年の大阪府知事選挙で、自民党と公明党の地方組織の支援を受けて、当時、知事としては全国最年少の38歳で初当選しました。就任後は、大胆な歳出削減に取り組むとともに、府と市を再編する「大阪都構想」を掲げて、地域政党・大阪維新の会を立ち上げ、今回、任期途中で知事を辞職して、市長選挙と知事選挙のダブル選挙を仕掛けました。そして、大阪維新の会の支持層やいわゆる無党派層などから幅広く支持を集めるとともに、20代、30代の若い世代で支持を伸ばし、民主党系と自民党の市議団、それに共産党が支援に回った平松氏を、20万票以上の差で破りました。また、大阪府知事選挙で当選した松井氏は、47歳。平成15年に大阪府議会議員に自民党から初当選し、2期目の途中の去年、橋下氏らと大阪維新の会を立ち上げました。大阪維新の会では、橋下代表に次ぐ幹事長を務め、4月の統一地方選挙では、府議会や市議会で100人を超える議員を当選させることに貢献しました。選挙戦で松井氏は、橋下氏と一体となった運動を展開し、民主党や自民党の府議団が支援した倉田氏に80万票の大差を付けました。当選した橋下氏は、27日夜、記者会見し、「大阪都構想を実現したいという強烈な思いが、我々の活動の原動力だ。その思いが有権者に伝わったのだと思う。ダブル選挙で勝利することがゴールではない。次のステップに足をかけたところだと思っている」と述べました。そのうえで、大阪都構想の実現に向けた取り組みについて、「国に法改正を働きかけても動きそうもない場合には、年内にも国政選挙の候補者擁立の準備に入っていく。近畿一円で国政選挙での候補者擁立を考えている」と述べ、政府や主要政党の協力が得られない場合には、次の衆議院選挙で大阪維新の会の候補者の擁立を目指す考えを示しました。