婚約について
テーマ:代表 松川ブログが不定期どころか、ずっと書けておらず大変申し訳ございません。
この間にいろいろな事がありました。
それについてはまたご報告させていただきます。
事情がございまして、名前は伏せさせていただきます。
さて話は変わりますが、アースワンの現地派遣ボランティアで南三陸に行っていただいておりました
○○さんが現地の男性とご婚約されました。
私は前々からご婚約された事は聞いておりまして、この度の避難所の方々にアースワン支援物資のご案内させていただくついでに、お二人にお祝いの言葉をお伝えしようと思い南三陸にもお邪魔させていただきました。
ずいぶんと電撃的な婚約だなと私も思っておりましたが、ご主人になられる方にお会いして
その理由がわかりました。
その方は、無口な方で、かなりどっしりと構えておられる、すごく頼りがいのある男性で
男の私も惚れてしまいそうなすごく素敵な男性でした。
アースワンのメンバーですので手前味噌にはなりますが、○○さんも、お綺麗なな方ですが、分け隔てなく誰にでも明るく接される素敵な女性です。
本当にお似合いの二人でした。
新聞社の突撃取材があったようで、気のいいお二人は普通に記者の方にお話されたようで
それが記事になり、yahoonewsやi menuのNEWSやmixinewsなどでも取り上げられ
大変な騒ぎになってしまいました。
そして残念な事に、お二人の事を誹謗中傷するコメントが書き込まれたりしてしまったのです。
南三陸の様子や、お二人の事をご存じない方にとっては、電撃的婚約という事だけが目にとまってしまうのは
仕方ない事なのかもしれませんが、事実は大分異なっております。
少しお考えいただきたいのですが
女性の方は、津波によって財産も仕事も失ってしまってこれからどうなるかも分からない男性のもとに
気軽にお嫁にいけるでしょうか?
男性の方は、何もかも失ってしまって自分だけでもこれから大変な時に
大切な人が出来て、そしてその人を守っていく勇気がおありでしょうか?
お二人の間には、それらの困難を打ち消してしまうほどの思いが存在しているのです。
私もこの婚約を非難する心無い書き込みを目にはしましたが、避難所のみなさんからすごく親しまれているメンバーの方を見ていると、それは全くのでたらめであると心から思いました。
そもそも、○○さんは女性ながらお風呂にもろくに入れないような環境の中、1ヶ月近くもの間、ボランティア活動に励んで下さっていたのです。
2,3日とかならともかく、1ヶ月近くそのような状態の中で頑張るのは並大抵の事ではありません。
誹謗中傷されるなら方がおられるなら、ぜひ同じように仕事をお休みして、1ヶ月程その過酷な環境をご経験なされてから同じように言っていただきたいものです。
私も避難所の方々とお話させていただきましたが、誰もがお二人の事を自分の事のように喜んで下さっており
ましてや涙ながらに二人は復興の光だと言って下さっていた方もおられました。
○○さんがもし一生懸命にお手伝いをされてなかったとしたなら、もっと違う反応だったはずだと思います。
お二人はひっそりと式も挙げずに、入籍されるご予定だったのですが、避難所のみなさんのご厚意で二人が出会うきっかけとなった避難所で式を挙げさせていただく事になったそうです。
避難所のみなさんがお二人の事を祝福して下さっておられます。
ぜひとも心無い誹謗中傷は控えていただきたい物です。
たくさんのTV局や新聞社の方々が取材に来られておりましたが
その誹謗中傷が発端となり、自治会のみなさんがお二人の事を心配して下さり
式当日までは報道規制が入る事になりました。
アースワンとしましても、お二人の事を祝福して下さる方々と一緒に式に参加させていただこうと思っております。
式は避難所の閉鎖等もあり、早めに行う事になり、5月15日を予定しております。
それではまたご報告させていただきます。
ありがとうございました。