最終更新:2011年11月27日(日) 16時19分
放射性廃棄物輸送に抗議、独で大規模デモ
ドイツ北部で26日、フランスからドイツに運ばれる放射性廃棄物の輸送に抗議する大規模なデモが行われました。
デモが行われたのは、ドイツ北部にある廃棄物の貯蔵施設の近くで、地元の農民らおよそ2万人が参加し、輸送に反対しました。デモには福島第一原発事故で避難を余儀なくされている日本人も参加しました。
「世界中どこでも起こりうることが、たまたま福島で起こっただけで、それをもう二度と繰り返さないということを皆、感じてほしい」(西片嘉奈子さん)
この放射性廃棄物は、ドイツの原発から出た使用済み核燃料をフランスの原子力大手アレバ社が再処理したもので、あわせて150トンが特殊な容器に詰められ、23日、フランスからドイツの貯蔵施設に向けて輸送を開始したものです。
「こちら放射性廃棄物を載せた列車が通る線路上ですが、すでに1500人以上の人が座り込みを始めています」(記者)
「耐えられるだけ長く、ここで座り込みます」(座り込みをする人)
これに対し、警察は2万人態勢で警備にあたっていますが、AP通信によりますと、座り込みを行うデモ隊との衝突で、これまでに警察官20人がけがをしたということで、27日の列車の到着を前に緊張が高まっています。(27日12:08)
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