無理矢理主人公を捩じ込んだ、成れの果てが…… (-.-;)
タグに超電磁砲もつけたほうがいいかな…?
虚空爆破事件
『聞いてます?お姉さま』
『聞いてるわよ。連続爆破事件とかいうやつでしょ』
美琴は自動販売機に蹴りをいれながら答えた。
『正確には連続虚空爆破事件ですの』
アルミを基点にして、重力子の数ではなく速度を急激に増幅させ、それを一気に周囲に撒き散らすことで、爆発を生み出す。つまり−−−−
『「アルミを爆弾に変える」能力ですの−−−』
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「何ですって!?この店が標的?」
「そうみたいです。すみませんが、避難誘導に協力してもらいますか?」
「わかったわ!」
美琴達は迅速に避難誘導を進めた。しかし、彼女らは失念していた。
『初春ッ!! 初春聞きなさい!
「今、全員避難したか確認を……『今すぐそこを離れなさい!!!』
白井は必死に叫ぶが、時既に遅い。
『過去八件の事件の全てで、風紀委員が負傷してますのッ!!犯人の真の狙いは、観測地点周辺にいる風紀委員!!!』
『今回のターゲットはあなたですのよ、初春ッ!!!!』
失念していたのは二つ。一つは犯人の目的。
「おねーちゃーん」
「これ、メガネをかけたおにーちゃんが、おねーちゃんにわたしてって」
少女が持っていたものは、美琴が先程見た、アルミ入りのぬいぐるみだった。
「(あれはさっきの……?)」
二つ目は−−−−−−−−−犯行方法。
「ッ!!?」
初春はとっさに女の子を庇い、美琴に伝える。
「逃げて下さい!! あれが爆弾ですッ!!!」
「(−−−−−レールガンで爆弾ごと吹き飛ばす!!)」
美琴はポケットからコインを取り出すが、
ポロッ
「(マズった!!間に合−−−−−)」
ドンッ!!!
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
人気が全くない路地裏。
眼鏡をかけた学生、介旅初矢は笑みが止まらなかった。
「ククク……」
自然と言葉が漏れ出す。
優越感に溢れた笑みだ。
「いいぞ、今度こそ逝っただろう」
ついさっきセブンスミストで、風紀委員に能力を試し続け、威力はレベル4相当のものだった。
結果、ビルの壁が爆風で吹き飛び、炎が燃え上がっていた。
「スゴイッ!スバラシイぞ僕の力!!徐々に強い力を使いこなせるようになってきたッ!!」
彼の歓声は、路地裏にこだましていく。
「もうすぐだ!もう少し数をこなせば、無能な風紀委員もアイツラもまとめて……」
が、突然、介旅の身体が吹き飛んだ。
理由は簡単。
後ろから近付いた少年に、蹴り飛ばされたからだ。
壁と地面に衝突し、そこら辺のゴミ箱が倒れた。
「ぐがッ………一体何が……」
介旅は訳がわからず、呆然とする。
「よォ、ウンクズ」
顔を上げると、そこには男が立っていた。
ぼさぼさなオレンジ髪で、綺麗に整った顔、
「用件は言わなくても分かってるよな、爆弾魔」
そう、上条響夜だった。
形を作れば話が進まない。次回はそけぶができるかな?
感想待ってます。
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