2004-12-26
Aコース
山田悠介著「Aコース」読了。イッキに読みました。体験型バチャールリアリティゲームの世界に入った高校生5人の物語。石田衣良がゲームを舞台にした小説を書いたら、もしかしたらこんな雰囲気になるのかも、、、褒めすぎ?
驚いたのが、彼は1981年生まれ。処女作の「リアル鬼ごっこ」が出版されたのが、2001年。二十歳位だった、若い!ちなみに「リアル〜」は、若者に圧倒的な支持を受け20万部を超えたベストセラーとのこと、しかも自費出版。著者紹介で勉強しました。shiroyagiは、「Aコース」を読むまで彼の事を全く知りませんでした。また新しく、”才能”を見つけた、この本を読んで真っ先に思ったことです。
指圧師です。
shiroyagiは指圧師の人の内弟子の、さらにその人の内弟子見習いをしていた。と言っても期間は半年程、腕はまあそれなりでしょう。ただし自分では素質のある方だと自負している。指圧を始めてから一番の自慢話は、師匠を眠らせたことだ。師匠は職場の先輩、昼休みにご飯を食べた後、師匠の首から背中、腰にかけて指圧するのが当時の昼休みの日課であった。ある日、いつものように指圧していた。いつもならたわいない世間話などをしながらツボを押しているのだが、返事がない。しばらくすると頭をコックリーこっくりとしている。ツボを思いっきり強く押しても目を覚まさない。shiroyagiは、やったぜ、と一人笑いながら押し続けた。結局20分位師匠は寝ていたが、師匠は寝ていたことに気が付いていなかったようだ。
昼休み、指圧をしていて困ることがひとつだけある。指が動かなくなることだ。要するに字が書けない。書類に向かってペンを握るのだが、指は極度の疲労状態、握力0。結果出来上がった文字は小学2年生程度の出来映え、とても上司には見せられません、実際は見せていたのですが・・・。
一度、職場のビルの夜間管理の夜勤の仕事をした時、一緒に組んだ60才位の男性に指圧をした。初めはよかった。が、だんだんと男性の要求は高まっていく。結局、全身体中をこなした。体は汗びっしょり、喉はからからに渇いている。男性が、「まあ、ジュースでも買いなよ」と、100円をくれた。缶ジュース一本では水分が足りない、自腹でもう一本買った。男性の指圧に要した時間、約3時間。時給30円ちょっとの仕事でした、しかも赤字。労働とは厳しい、現実をちょっぴり思い知ったshiroyagi、男一人、自分の力で生きていく、どこへ行くやら生きていく。
指圧で一番痛くて気持ちいいのは、おしりと足の裏です。うつ伏せに寝転がった状態で、両方のおしりをギューと強く、そしてさらに強く繰り返す。立ち上がるとおしりから上の体がふわふわ。足の裏を押すと、体全体がふわふわ、ほんとにまるで足に羽が付いたよう。歩いていると雲の上をスキップしているようですよ。
興味のある方は、お試しあれ。ただしお値段は覚悟してください。
最後に以前、指圧を題に作った歌がありますので、ご披露。
このツボが 効くねと君が言ったから 今日はぼくらの指圧記念日
俵小町
勿論、俵万智のパクリです、ではみなさん肩凝りには注意しましょう。
2004-12-25
大騒動
大変です、ワインオープナーがないっ!家中探しまわっても、くまなく捜しても見つからない。今日は12月24日クリスマスイブ、夕食にワインをと思いワイングラスをテーブルに用意して、さあ始めよう、というその時、無い?ことが判明。2人であたふたしている時に、ひらめいた。電話機を手にし、104番に電話した。「○※△□1丁目にあるセブンイレブンの電話番号をお願いします」
メモを取り、その番号に電話する、
「ワインオープナーは置いていますか」
「ちょっとお待ち下さい、あります」
「3分で行きます、レジで取って置いてください」
ダウンジャケットを羽織り、足早に歩く、そして無事購入。
こうして、shiroyagiのクリスマスイブは無事始まった。
2004-12-24
1 +1/2
井上陽水 「傘がない」都会では自殺する若者が増えている
けれども問題は今日の雨 傘がない
ところで、shiroyagiの問題は、アクセルジャンプが跳べないことです。アクセルジャンプとは前向きに滑りながら踏み切り、1回転半ジャンプして後ろ向きに着氷するものです。
フィギュアスケートのジャンプは、スリージャンプとアクセルジャンプを除いて、後ろ向きに滑りながら跳び上がり最低1回転して後ろ向きに着氷する。が、前向きに踏み切るため、スリーは半回転、アクセルは1回転半回っての着氷となります。前向きの着氷はないからです。それ故フィギュアスケートは後ろ向きなスポーツと言えなくもありません。冗談です。よって他のジャンプと較べて半回転多く回らなくてはいけないのです。問題はこの半回転、半回転が難しいのです。
寝る前ベッドの中で、目を閉じ何度もイメージする。跳べなかったり跳べたりする。段々ほぼ100%の確率で跳べるようになる。いざリンクへ愛靴を履いて挑む。跳べない。口で言ってしまえばたったの半回転が・・・。
子供の頃スケートを始めた人にとっては、なんのこともなくクリアーできるこの壁を、大人ビギナー達は何度も何度も転びながら、膝・足首を痛めてもあきらめずに練習している。
そして翌日、週明けの仕事にぼろ布のようになった体で挑むのです。が、定かではないが多くの大人ビギナー達はその日の仕事に力を抜くという。shiroyagiは、常に少数派たることを信条としているが、この件に関しては△※○?×。
2004-12-23
ガラスの仮面
待ちに待った「ガラスの仮面」の最新刊がついに出た。が、「ガラスの仮面」の最新刊が出ていつも困ることがある。87年、88年、89年、90年、92年、92年、93年、98年、2004年。この年が何を意味するかお分かりでしょうか。「ガラスの仮面」が”紅天女の章”に入ってからの単行本の出版年である。
問題は98年に初めて起きた。当時最新刊の41巻を読んでもさっぱり面白くない。なぜならその前の物語をすっかり忘れていたからだ。なにしろ前巻の出版から5年が過ぎている。その時は軽く読み流して本棚に終ってしまったが、何年か過ぎたある日、1巻から読み返したら(3日かかった)面白い!やはり美内すずえ先生未だ健在と喜んだ。それもつかの間、その後何年経っても新刊が出ない。そしてついに今年6年の沈黙を破って42巻が出た。三晃堂の漫画コーナーに平積みされている姿を見て思わず目を疑った。すぐに奥付の出版年を見る、2004年12月25日とある。なぜなら以前最新刊と間違えて既刊を買ってしまったことがあるからだ。
クリスマスプレゼントだ、これは美内先生からの一足早いクリスマスプレゼント、ありがたく楽しく読ませて頂きました。
PS.美内先生、今度はいつプレゼントくれますか、
枕元に靴下をぶらさげていつまでも待っています。