«Prev | 1 | 2 | 3 | ...| 89 | 90 | 91 |...| 123 | 124 | 125 | Next»

2005-03-07

キーケース

スコットランドで買ったインド製のキーケースです。

スコットランドで買ったインド製のキーケースです。<br />
<br />


shiroyagiさんの投稿 - 07:01:09 - 0 コメント - トラックバック(0)

同級生-9-

マックで二人はお互いの夢の事を話し合った。千鶴は今は植物を育てることが楽しいからそれを一生懸命やりたいと、勇作は今は音楽しか目に入らないと、お互いが夢中になっていることについて話し合った。二人は夢中になっている事は違っていたが、夢中になるという行為において共通していた。二人の青春は正に熱かった。が、話が将来のこととなると口が重くなった。とりあえずは大学に行って、何かやることを見つけるだとか言っていた。でも本当は二人は好きな事で生活したかった。勇作はできれば音楽で食べて行きたかった。それがどんなに難しいことかはうっすらとわかる。千鶴は園芸店で働きたかった。一度親にそう言ったこともあるが一蹴された。ちゃんと大学を出てOLのような仕事をしなさいと言われた。それが正しいことなのかはわからなかったが反論はしなかった。その日は二人ともなんとなく重い雰囲気で別れて家に帰った。家に帰って考え込んでも仕方のない事を考え込む。無口な千鶴に母親は、何かあったのと聞いた。まさか母親が原因だとは言えない。なんでもないと答えた。勇作はいつも家では一言も口をきかなかったので煩わしい思いはしなかった。
翌朝二人は会うと昨日のことなど忘れている。軽口を叩いて冗談を言っている。そんな姿を有希が見て、
「二人ってお似合いじゃないか」
ぽつりと言った。千鶴は顔を真っ赤にして、否定した。勇作は何を言ってるんだとあきれ顔だ。勇作が有希に言った。
「お前人のことはいいから自分はどうなんだよ」
「うるせえ」
会話になっていない。おそらく恋の相手はいないのだろう。始業ベルが鳴る。三人は各自の席についた。
昼休み、なぜか三人で昼ご飯を食べた。千鶴が寝坊して弁当を作ってくることができず売店のパンを有希と一緒に買おうとしていたら勇作もパンを買うところだったのだ。三人は屋上でパンを食べた。まだ春の季節は気持ちよく屋上に春の風が吹く。
「有希。お前はどんな音楽が好きなんだ?」
勇作が聞いた。有希は、
「パンク」
とぶっきらぼうに答える。勇作は、
「おっ、話せるじゃん。パンクじゃどんなバンドが好きなんだよ」
「ジャムとかクラッシュにダムド、それにスージー&ザ・バンシーズ」
「渋いじゃん。通だね」
「俺もジャムにクラッシュは大好きだ。コピーもしてる。俺たちのバンドのライブ来ない?夏にやるんだけど」
「うまいのか」
「やなこと言うな。俺はまだまだかもしんないけど、ジョーさんのヴォーカルは最高だぜ」
「知ってる」
「何、見た事あんの?」
「ああ」
「なら来いよ。千鶴も来んだぜ。花持って。なっ?」
「うん」
「じゃあ決まりだ」
勇作は大きく伸びをした。空を見上げると、雲が白く空は青かった。寝転がると世界は大きな空のように思えた。午後の授業のチャイムが鳴った。しかたねえなと呟いて、体を重々しく持ち上げて立ち上がった。

shiroyagiさんの投稿 - 05:35:16 - 0 コメント - トラックバック(0)

らーめんいち

八王子、野猿街道越野にあるラーメン屋。具が豚の角煮なのが特徴。店の主人が女性のせいか店内の雰囲気が清潔。

shiroyagiさんの投稿 - 04:05:29 - 1 コメント - トラックバック(0)

インドラ

八王子、みづき通りにあるインド風カレー屋。竹中直人が学生時代毎日のように通っていた。

shiroyagiさんの投稿 - 01:26:21 - 0 コメント - トラックバック(0)

西海ラーメン

多摩市落合にあるラーメン屋。とんこつスープで替え玉がある。昼時は近所のサラリーマンで混み合うので、すぐに入れないことが多い。

shiroyagiさんの投稿 - 01:23:00 - 0 コメント - トラックバック(0)
«Prev | 1 | 2 | 3 | ...| 89 | 90 | 91 |...| 123 | 124 | 125 | Next»