«Prev | 1 | 2 | 3 | ...| 55 | 56 | 57 |...| 123 | 124 | 125 | Next»

2006-11-11

日曜日-千絵ちゃんとぼく-

ぼくと千絵ちゃんは、ファミレスで食事をした。
千絵ちゃんはハンバーグステーキ。ぼくは若鶏の竜田揚げ。おいしく食べた。ドリンクバーで、ホットコーヒーを二杯飲み、店を出た。
外は雨。雨がしとしと降っている。ぼくと千絵ちゃんはひとつのカサに入って、家に帰った。ふたりの肩が時々触れ合い、ぼくはどきどきした。
南大沢。千絵ちゃんの家まで送ると、ぼくはひとりで家に帰った。絹ケ丘。
バスに乗って。バスは空いていて、ゆったりと座れた。眠くなった。気がついたら、眠っていた。目が覚めると、八王子駅。乗り過ごしてしまった。
そのまま同じバスに乗って、絹ケ丘に帰った。時刻は六時。玄関のポーチライトが灯っていた。ぼくは足早に門を開け、ドアの鍵を開けた。
かあさんが居間で、新聞を読んでいた。
ただいま。おかえり。ぼくは二階の自分の部屋に行き、PCのスイッチを入れた。ボーン。音が鳴る。暗い部屋にPCの画面だけが明るく灯る。
ぼくは寝間着に着替える。しばらくベッドでQUEENを聴く。フレディ・マーキュリーの声が激しい。ぼくはじっと目を閉じた。眠った。と、言っても五分位。ぼくは目を覚まし、PCに向かう。PCの画面がぼくの顔を照らす。ぼくは千絵ちゃんにメールを打つ。送信。明日また会おうね。
PCを閉じ、ぼくはベッドに入る。
部屋の照明を暗くして、眠る。深く深く眠り込む。朝が陽が登るまでぼくは目を覚まさなかった。いい気分で起きた。一番先に、千絵ちゃんのケータイに電話した。千絵ちゃんは、おはよう。いい声で言った。ぼくも、おはよう、千絵ちゃんに言った。今日会う約束をして、電話を切った。
気持ちのいい朝だった。冬がもう近い秋の終わり。紅葉が深く紅い、よく晴れたいい気分の日曜日だった。

shiroyagiさんの投稿 - 20:58:23 - 0 コメント - トラックバック(0)

2006-11-09

眠り-千絵ちゃんとぼく-

千絵ちゃんと待ち合わせをした。夜の公園。月だけが知っている。
ぼくと千絵ちゃんのことを。
千絵ちゃんは時間にちょっと遅れて来た。ごめんね。千絵ちゃんが明るい笑顔で言う。ぼくは笑う。ベンチに座る。月を眺める。いつまでも。
やがて空が白みはじめ、日が登る。ぼくと千絵ちゃんはベンチを跡にして、家に帰る。眠るために。いつまでも眠るために。
ぼくと千絵ちゃんが離れているのは眠る時間だけだ。
ふたりを離すものは他にいない。

shiroyagiさんの投稿 - 22:34:50 - 0 コメント - トラックバック(0)

故郷-千絵ちゃんとぼく-

千絵ちゃんとぼくは月を見に出かけた。月夜の晩。三日月。
月は明るくぼくらを照らした。心が晴れた。月の明りに。
月は優しい。包み込む。抱きかかえる。強く。
ぼくと千絵ちゃんは太陽を見に行く。
アフリカの大地。枯れた土。枯れた空。太陽だけが輝いている。
降り立った大地には、動物はいない。
象やサイさえ住めない不毛の大地。
ぼくと千絵ちゃんはそこに住む。
水がない。ぼくらは井戸を探しに飛行機に乗る。
空は高く青い。
空から見下ろしたその土地は、ひどく痩せて見えた。
もう戻らない。
ぼくらは日本へ帰ることにした。
豊富な水と豊かな実りのある生きた日本の土地。
そこがぼくらの故郷。
帰るべき場所。
故郷。

shiroyagiさんの投稿 - 22:25:44 - 0 コメント - トラックバック(0)

友だち

月を見上げる。半月だ。美しい。心に染み入る。空気が冷たい。
部屋に戻る。PCのキーボードを叩く。音楽はQUEEN。フレディ・マーキュリーの声が部屋に響く。
悲しい。sadだ。ぼくは心を切り替える。happy。so happy。
深夜だ。辺りは静まり返っている。ぼくだけが息をしている。
月が明るい。moonlight。照らされて、ぼくはPCに向かう。
PCはぼくを裏切らない。味方だ。
ぼくの友だちだ。
たったひとりの。
友だちだ。
たったひとりの。
友だち。

shiroyagiさんの投稿 - 22:08:39 - 0 コメント - トラックバック(0)

生と死と

我思う。時、死に至れば、生を思う。生ある者は死者を弔う。
死者の霊魂は潔癖にして清潔で、生ある者を憂う。
魂は何処から来るのか、誰も知らない。
死者の魂が何処にあるのか誰にもわからない。
生ある者はそれを知りたがり、生早く死を想う。
死、完全足らしめれば、生は死に至る。
生者の魂は死界を彷徨う。
彷徨える魂に安楽の地はない。
何処にもない。
それを知ってか、知らねか、
生者は死を求める。
求めてしまうのだ。


shiroyagiさんの投稿 - 16:54:39 - 0 コメント - トラックバック(0)
«Prev | 1 | 2 | 3 | ...| 55 | 56 | 57 |...| 123 | 124 | 125 | Next»