ゴスロリ、略さず言うとゴシックロリータはいつから出たのだろうか?バンギャルの個人サイトを見ると、ピエロやディルアングレイ、プラスティックツリーを好む子が主に着ているようですね。頭に付けるレースのヘッドドレスに裾が膝丈前後のパニエ入りスカート、ニーソックスまたはハイソックスが定番のようです。
ロリータファッションの代表といえばピンクハウスですが、くるぶしから裾をひきずるようなボリュームのあるワンピースは、今のバンギャルには見かけないようです。昔からコミケに行くと見かけますが、マリスミゼルがメジャーデビューした頃ぐらいまでは、まだビジュアル系のライブ会場にもあちこちいたような記憶があります。もちろん私が一番見たのは筋少のライブです。それも90年代に入ってからね。
80年代まではいわゆる「ナゴムギャル」の服装が多かったです。ナゴギャを見た事が無い方に簡単に説明すると、篠原ともえがデビューした頃の服といえばいいでしょうか。これもちょっと古いか。髪は1つか2つのおだんごにまとめてるか、うさぎみたいに垂らしているか。ミニのプリーツスカートかショートパンツにカラータイツという感じかな?靴はラバーソウルで。あと小学生じゃないのにランドセルしょって(笑)
それからぼちぼち出てきたピンクハウスは、やっぱり元々漫画好きが多かったからじゃないかな。歳もオーケンと同世代で、この辺でコミケに行く女性と重なるところだと思うのですが(笑)そしてオーケン自身もロリコンだって事もあって、MCで「ピンクハウスのポスターを部屋に飾っている」と言ったことから、若いファンにもこの系統の服がどっと増えたんだとふんでるんですけどね(笑)FC会報でオーケンが「こういう服の娘が好み」とイラスト付きで解説したのを覚えているぞ〜。(本城さんもね!(笑))
橘高さんのファンは黒や紫のレースやサテンを使ったような、主にメタル系ファッションだったので、筋少のライブにはロリ服とメタル服が混在してました。90年代後半からは、今でも有名なジェーンマープルが出てきて、これがメタルギャルの服とピンクハウスの中間を取った服なのかもしれません。今のゴスロリ服に近いものでした。
私といえば、只のオタク少女からライブに行くようになると、やはりロリ服とメタル服に憧れました。でも学生でお金が無く、さらに同人誌に費やすので(笑)ブランドの服は買えませんでした。それっぽい雰囲気の服を選んでたんですが、思い切った事ができずに中途半端でした。20歳前に追っかけを辞めてからは次第に執着心がなくなって、普通に社会人の服装になって、そのまま歳をとってしまいました。今さらロリ服は着れませんが、見るとやっぱり可愛いですね。今は色々なバリエーションがあっていいなと思います。
ゴスロリ服のルーツを検索してみたら、分かりやすく書いているものが見つかりました。すでに見れなくなってキャッシュしか残ってなかったので、簡単に紹介すると、80年代にナゴムと一大勢力を分けたトランスレーベルがあって、トランスギャルと言われた黒服のファンがいたそうです。トランスギャルだった漫画家の楠本まきが描く少女や、戸川純の可愛くも残酷性を合わせ持ったロリータファッションから、ヨシキが着たエレガントなメタルファッションを取り入れて、マリスミゼルが中世のゴシックホラーのファッションを取り入れたところから、ゴスロリというファッションジャンルの一つが確立されたとのことです。
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